首のシワ

首のシワについて

首のシワは2パターン

首のシワは、顔のようにメイクで隠したりしにくいため、年齢が出やすく悩んでいる方も少なくありません。
首のシワは大きく分けて、「横ジワ」と「縦ジワ」に分かれます。

横ジワ

首に横一直線にできるシワです。ネックレスラインとも呼ばれます。このシワは、10代からみられる方も多く、年齢問わず気になっている方が多いです。原因としては、シワになっている部分のコラーゲンやエラスチンがちぎれてしまい、減少していることや、広頸筋(こうけいきん)という筋肉の衰えも関係しています。

縦ジワ・縦スジ

「イー」と首を上に突き出した時に目立つシワです。このシワは、肌の老化による肌のゆるみと、首の筋肉の過緊張が原因です。一般的に筋肉は加齢とともに衰えていきますが、首の筋肉は過緊張といって過度に力が入りやすくなり、筋肉の柔軟性や厚みが失われシワの原因となります。また広頸筋の過緊張は、フェイスラインや口角を下に引っ張る力がり、フェイスラインや口元のたるみの原因にもなっています。

日々のケア

首のシワの対策としてまずは日々のケアが大切です。

保湿

首の皮膚は、実は目周りの皮膚くらい薄いため乾燥や外からの刺激に弱くなっています。首の肌が乾燥するとシワの原因になるため、しっかり保湿することが大切です。

紫外線対策

紫外線によって肌のコラーゲンやエラスチンが減り、肌がゆるみ、たるんでしまうため紫外線対策は必須です。日焼け止めや洋服でカバーしましょう。紫外線はさらに首のイボの原因にもなります。

姿勢

首にシワができる姿勢でいるとシワが刻まれ深くなりやすくなります。皮膚が何度も折りたたまれるうちにシワが刻まれていきます。特に枕が高すぎるときや、スマホをいじっているときの無意識の姿勢に注意が必要です。

ネッククリーム

ネッククリームでケアを行っている方も多いと思います。首の皮膚は薄いため、首の肌に合ったネッククリームを選ぶことをおすすめしています。特におすすめ成分は、セラミド、アルジルリン、レチノール、ナイアシンアミドになります。

セラミド

もともと肌にもある保湿成分であり、肌へのなじみがよい保湿成分です。首の肌は薄く乾燥に弱いので保湿をしっかりする必要があります。セラミドはおすすめの保湿成分となります。

アルジルリン(アセチルヘキサペプチド-3/8)

塗るボトックスとも呼ばれる成分で、筋肉の緊張を抑えてシワを改善することが期待できます。

レチノール

美容成分としても有名なレチノールは、肌のターンオーバーを整えて、コラーゲンを増やす効果があります。レチノールは、レチナール、(ピュア)レチノール、酢酸レチノール、プロピオン酸レチノール、パルミチン酸レチノールと様々な強さの成分がありますが、首は肌が薄く弱いためパルミチン酸レチノールなど優しめなレチノールをおすすめしています。

ナイアシンアミド

肌バリアの回復効果とコラーゲンを増やす効果がありシワに効果が期待できます。肌への刺激も少なく、様々なコスメに入っているので取り入れやすい成分となります。

治療について

横ジワ治療のポイント

横ジワの治療のポイントは3つあります。①肌のコラーゲンやエラスチンを増やす、②シワを埋めて浅くする、③肌や筋肉のたるみを引き締める、の3つとなります。一方、縦ジワは筋肉の過緊張が原因ですのでボトックス注射が治療の基本となります。

①肌のコラーゲンやエラスチンを増やす治療

コラーゲンを増やす治療

マッサージピール(コラーゲンピール)

PRX-T33という薬剤を肌にやさしく押し込むようにマッサージしながら浸透させ、線維芽細胞を活性化させることによりコラーゲンを増やし、 肌にハリや弾力をもたらしていく治療です。 また同時に、コウジ酸のメラニン生成抑制作用によりシミやくすみも改善していきます。

マッサージピールについてはこちらもご参照ください。

ポテンツァ(毛穴・肌質改善・ニキビ跡モード)

マイクロニードルを肌に刺し、皮膚に極小の穴を開けて、針先から高周波(ラジオ波、RF)を照射します。皮膚が本来持つ傷を治す力(創傷治癒機能)が、ダメージを修復しようとすることで、美肌に必要なコラーゲンやエラスチンの増産を促し、美肌へ導き、シワを改善します。

ポテンツァについてはこちらもご参照ください。

ジュベルック注射

ポリ乳酸(PDLLA:Poly-DL-lactic acid)製剤です。肌に注入後、PDLLAが皮膚内部からコラーゲン生成を刺激し、肌のハリ・たるみ・シワを改善していきます。首に細かく注射することで、シワの改善・肌質の改善がみられ満足度の高い治療になります。

ジュベルックについてはこちらもご参照ください。

プルリアル デンシファイ注射

主成分がポリヌクレオチドの肌育製剤です。注射することで肌の水分量を高めるだけでなく、コラーゲンの生成を促進し、肌本来の自己修復能力を補うことでシワや毛穴、肌質を改善することができます。肌のふっくら感が欲しい方に特におすすめです。

プルリアル デンシファイについてはこちらもご参照ください。

トライフィルプロ

炭酸ガスにより肌に空間を作り、肌修復を促しシワを改善させる効果や、ジュベルックなどの薬剤を肌へ均一に導入ができる機械です。首の横ジワにピンポイントで施術を行うことでシワを改善させることができます。しっかり治療したい方におすすめです。

トライフィルプロについてはこちらもご参照ください。

②シワを埋める治療

シワを埋める治療

ジュベルックボリューム(レニスナ)注射

ジュベルックボリュームは、ポリ乳酸(PDLLA:Poly-DL-lactic acid)製剤です。肌に注入後、PDLLAが皮膚内部からコラーゲン生成を刺激しふっくらさせボリュームを出すことができます。首のシワを下から持ち上げナチュラルな印象で浅くすることができます。

ジュベルックについてはこちらもご参照ください。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸をシワの下に注入することでシワを浅くすることができ、また肌の水分を集める効果によって肌がふっくらしてシワが浅くなります。特に深いシワにおすすめしています。

ヒアルロン酸注射についてはこちらもご参照ください。

③たるみを引き締める治療

たるみを引き締める治療

ポテンツァ ダイヤモンドチップ

ポテンツァの針を使わないたるみ治療用のチップです。痛みも少なく、シワだけでなく肌のハリにも効果が期待できます。

ポテンツァについてはこちらもご参照ください。

ウルトラセルQ+

HIFU(ハイフ)治療になります。肌の土台に超音波を集めて熱を発生させ引き締めていきます。

ウルトラセルQ+についてはこちらもご参照ください。

ボトックスリフト

スキンボトックスやマイクロボトックスとも言われる注射方法です。首に細かく少量ずつボトックスを注射し、肌を引き締めてたるみを改善させます。肌質がよくなった実感がある方も多いです。

ボトックスリフトについてはこちらもご参照ください。

まとめ

首のシワには、ホームケアや美容施術などケア方法がたくさんあります。シワのタイプによって治療も変わりますので、首のシワにお悩みの方はお気軽に当院にご相談ください。

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