老人性イボ

老人性イボ(脂漏性角化症)について

老人性イボは、医学用語では脂漏性角化症・老人性疣贅と言います。 茶色から黒色のイボで、表面がざらざらしているだけのものや、 ごくわずかに盛り上がっているもの、イボ状に盛り上がっているもの、 棘状に突き出ているものまで様々です。 日光黒子(老人性色素斑)が徐々に盛り上がって老人性イボになるため、 大きな日光黒子の中に島状に老人性イボがみられることもあります。 シミと同様、紫外線や皮膚の老化が関係しているため 年齢とともに増えていきます。 老人性イボは、体中どこにでもできますが、 紫外線が当たりやすい顔や手の甲によくみられます。

老人性イボ(脂漏性角化症)と似たもの

老人性のイボはありふれたイボになりますが、 他のイボに似ていることがあります。 ヒトパピローマウイルスによるウイルス性のイボ(尋常性疣贅)や、 皮膚癌である日光角化症、Bowen病、有棘細胞癌、基底細胞癌などが 老人性イボと似ていることがあります。 ダーモスコピーという拡大鏡で観察すると、 脂漏性角化症は特徴的なものがいくつかあり診断することができます。 皮膚癌と見分けがつかない、または判断に迷う時は病理検査といって、 できものの一部をとって顕微鏡の検査に出すこともあります。

老人性イボ(脂漏性角化症)の治療

老人性イボは、液体窒素療法またはラジオ波メスでとることができます。 ごくまれに悪性の皮膚癌と見分けが難しいことがあり、 その際は一部をとって病理検査に出す皮膚検査をすることがあります。

液体窒素

超低温(-196℃)の液体窒素を用いて、 イボを急激に冷やすことでイボを破壊する治療です。 1~2週間おきに2~3回は必要なことが多くなります。 治療の痛みもあり、また治療後は肌に色素沈着してしまうことがあります。 当院では、液体窒素治療を、スプレー式や綿棒式、ピンセット式の 3つを使い分けできるだけきれいにイボがとれるように配慮しています。

ラジオ波メス

ラジオ波メスは、高周波(ラジオ波)を利用してイボをとる治療です。 高周波は水分と反応し熱を発生させるため、 イボの水分と反応しイボを蒸散といい、焼いてとることができます。 当院で採用しているラジオ波メスは、 エルマン社の最新式のラジオ波で正常な皮膚へのダメージが最小限にでき、 傷口が小さく、治りも早くなります。 またレーザー治療よりも削る深さを調節することが可能です。

治療例

老人性イボ 治療前後

ラジオ波メスで、老人性イボを除去しました。 治療1ヶ月後にはイボはなくなっています。

費用 10,780 円 税込
副作用・リスク 赤み、色素沈着など

まとめ

当院では、老人性イボの診断と治療を行っております。 ダーモスコピーを使用し診断を行い、除去を希望の方は、 最適な治療法を提案致します。 イボにお悩みの方は是非ご相談ください。

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