冷凍凝固療法(液体窒素)

冷凍凝固療法(液体窒素)とは

冷凍凝固療法(液体窒素)とは

液体窒素は-196℃で超低温のため、できものにあてることで できものを瞬間的に冷凍し凍傷を起こして壊すことができます。 1回の治療で3~4回ほど冷凍→解凍を繰り返すことで壊しやすくしていきます。 治療後は時間とともにできものが壊れ、かさぶたになりはがれて取れていきます。
スプレー式や綿棒式、ピンセットで行う方法の3つの方法があり、 当院ではこれらを使い分けています。できるだけできものが取れやすく、 周りの皮膚への負担が少ないものを行っています。 当て具合も工夫が必要で、液体窒素を強く当てると治りは早いのですが、 その分痛みも感じやすくなりますので、反応をみながら治療します。
冷凍凝固治療後は凍傷・やけどのような反応がおきますので痛みがあったり、 血豆や水ぶくれになったりすることがありますが、 自然に吸収されてかさぶたのようになり剥がれ落ちます。

冷凍凝固療法(液体窒素)で治療できるもの

ウイルス性イボ(尋常性疣贅)の治療としてよく行われますが、 ほかにも首イボ(アクロコルドン、スキンタグ)や 老人性イボ(脂漏性角化症)などに使われます。
週に1回は保険適応で行うことができます。 ウイルス性イボの治療では複数回の治療が必要になり、 特に大人の方の足裏のイボは治療に回数がかかります。 治療の間隔が3週間ほど空いてしまうとイボが元気になってしまうので 1~2週ごとの通院をおすすめしています。
首イボや老人性イボは冷凍凝固治療でも小さくしとることができますが、 処置後に色素沈着ができやすく、 イボがあったときより目立ってしまうことがありますので 自費診療のラジオ波メスでの治療をお勧めすることもあります。
ウイルス性イボはしつこく居座ることがありますので、 根気よく治療を続けていくことが必要です。

冷凍凝固後の注意点

イボを液体窒素で治療後したあとに、 大きな水ぶくれ、血豆、痛みがおきることがあります。 水ぶくれや血豆ができるということは、 皮膚がしっかりダメージを受けて反応を起こしているということですので 十分に治療できていると言えます。 大きな水ぶくれや血豆になった場合は、 適切な処置をしますので診察にいらしてください。 液体窒素後の痛みは、凍傷によって炎症が起きることでおこる痛みですが、 通常2、3日前後で徐々に治まることがほとんどですのでご安心ください。

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