毛細血管拡張症

毛細血管拡張症とは

画像:毛細血管拡張症

毛細血管拡張症は、皮膚表面の普段はみえないような細い血管(毛細血管といいます)がなんらかの理由により拡張したまま元に戻らなくなり、皮膚から透けて見えるようになった状態をいいます。赤ら顔である酒さにも毛細血管拡張がみられます。

毛細血管拡張症とは
  • 炎症を伴わない
  • 毛細血管が持続して拡張している(目立ったり目立たなかったりではない)
  • 赤みは自然に消えない
この3つがそろう時に「毛細血管拡張症」と診断できます。

毛細血管拡張症の原因

画像:毛細血管拡張症の原因

原因としては複数のものがあります。一つとしては皮膚の厚さが関係しています。生まれつき皮膚が薄い方や、長期間の紫外線などによる皮膚の老化によっても、皮膚は薄くなっていくため毛細血管が目立ちやすくなります。またニキビや湿疹など炎症を繰り返すことで血管が広がりやすくなり毛細血管拡張症になることもあります。ステロイドのぬり薬も血管を縮めたり広げたりする効果があるため長期的に使用すると血管が広がったままになってしまい毛細血管拡張症につながります。またエストロゲンという女性ホルモンによって起こることもあります。気温の寒暖差や、アルコールや香辛料などの刺激物を摂取すると、交感神経が刺激されて血流が増加することで毛細血管が拡張しやすくなります。生活習慣も改善することをおすすめしています。

毛細血管拡張症の治療

画像:Vビームレーザー

炎症を伴わない毛細血管拡張症にはVビームレーザーが保険適用になります。Vビームは、595nmという血液を流れる赤血球に吸収されやすいレーザーで、赤血球に熱をためることで血管を中から破壊していきます。皮膚の炎症がある酒さ、赤ら顔、またニキビについても治療できます。

Vビームについてと当院の症例はこちらをご参照ください。

保険診療の場合は3ヶ月に1回の照射となります。頬の毛細血管拡張症はVビームが効きやすいのですが、鼻横の毛細血管拡張症は何度か治療が必要なことも多くなります。内出血やむくみがでることがあります。

光治療(フォトシルク)も毛細血管の治療を行うことができます。いろいろな光が入っている分、赤みには効果はマイルドになってしまいますが、シミやくすみ、肌質改善もできるため、皮膚のいろいろなお悩みがある方で同時に改善していきたい方にはおすすめしています。

まとめ

毛細血管拡張症は、皮膚の浅いところの毛細血管が広がり透けてみえてしまうものです。酒さなど赤ら顔もVビームが治療になりますので、毛細血管拡張症や赤ら顔でお悩みの方は当院にご相談ください。塗り薬や飲み薬も使いつつ、適切な治療をご提案していきます。

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