2023.11.22 ポテンツァ
ニキビ跡・クレーター治療にポテンツァが使えるって本当?|治療法や薬剤を徹底解説!
「ニキビ跡が気になる」「クレーターがなかなか治らない」というお悩みはありませんか。
ニキビ跡やクレーターは一度できてしまうと治すことが難しく、セルフケアでは改善しないことも多い肌トラブルのひとつです。
今回は、クレーターの種類や原因、ニキビ跡やクレーターにおすすめの薬剤、ポテンツァの施術などをご紹介します。
肌にクレーターができる原因
ニキビ跡はニキビの炎症が長引くことにより、肌の赤みや凹みなどが残ることで生じます。
ニキビ跡にはいくつかの種類があり、中でもクレーターはニキビの炎症によって毛穴のまわりが壊され、傷が治る過程で線維が増えて固くなり収縮した状態です。
皮膚の奥深くで線維が結合し、肌の凹みが治りにくいことが特徴です。
クレーターには、以下の3種類があります。
ローリング型
ローリング型は直径4~5mm程度のゆるやかな凹みがみられます。
ニキビ跡の底の部分が癒着し、線維によって肌内部へ引っ張られている状態です。
ボックス型
ボックス型は表面が直角に凹み、底面が平坦になっています。
大きく深いニキビ跡です。
アイスピック型
真皮層よりも肌の奥までダメージが及んでいる状態です。
表面は小さな点状になり、狭く深いニキビ跡です。
ポテンツァはこんなお悩みのある方におすすめ
- クレーターを目立たなくしたい方
- 毛穴の開きが気になる方
- ニキビ治療で期待した効果が得られなかった方
ニキビ跡やクレーターは治らない?
クレーターは肌の奥深くにある組織が破壊されることによって、肌が凸凹になっている状態です。
そのため、一度できてしまったクレーターは完全には治らないとされています。
軽度のクレーターの場合はセルフケアができますが、基本的に悪化のスピードを抑えることしかできません。
ポテンツァなど、皮膚科での美容医療によって改善に導くことができると考えられます。
ニキビ跡やクレーターにポテンツァは効果がある?
ポテンツァは目には見えないほどの微細な穴を肌に開け、傷が治る自然治癒力を利用して肌を再生させる治療法です。
ニキビ跡やクレーターは肌の奥までダメージが及んでいる場合が多く、ポテンツァは特殊なチップにより肌に刺したときの圧力を利用してニキビ跡やクレーターのダメージが及んでいる深さまで達しやすいことが特徴です。
また薬剤の成分を真皮へ均一に浸透させることができます。
ポテンツァは従来のマイクロニードル治療にはないラジオ波の照射によって治療効果が高くなるとされています。
また皮膚表面にダメージを与えることなく、肌内部に熱エネルギーを発生させるため、ダウンタイムが短いことが特徴です。
ニキビ跡やクレーターにポテンツァは何回で効果が期待できる?
ポテンツァの施術は、4週間に1回の間隔で5回程度の施術をおすすめします。
複数回受けることによって、期待した効果が得られやすくなると考えられます。
ポテンツァがニキビ跡に効かないことはある?
ポテンツァはニキビ跡に効果が高い治療です。
ニキビ跡のタイプをしっかりと診断し、また肌質や肌状態を見極めることで効果を出すことができます。
ニキビ跡・クレーターにおすすめのポテンツァの薬剤は?
ニキビ跡やクレーターのポテンツァ治療には、主に以下のような薬剤の導入がおすすめです。
マックーム(MaCoom)
マックームは、ポテンツァ専用に開発された薬剤で、コラーゲンの生成を促し、ニキビ跡やクレーター、毛穴の開きの改善などに効果が期待できます。
ポリ乳酸(PLLA)を微粒子にしています。
スレッドリフトで使用する素材と同じ成分で、スレッドリフトで使用される成分の中でも、PLLAはより効果が高いとされている成分です。
2年ほどかけて少しずつ体内に吸収されていきます。
ジュベルック
ジュベルックはコラーゲンの生成を促し、ニキビ跡やクレーター、毛穴の開き、肌のハリの改善などに効果が期待できます。
ポリ乳酸(PDLLA)を主成分とし、1~2年程度でゆっくり体内に吸収されていきます。
またジュベルックは局所注射にも対応可能なため、1ヵ所から複数の箇所のニキビ跡やクレーターのお悩みにもアプローチできます。
サイトプロMD
サイトプロMDはヒト骨髄幹細胞の幹細胞上清で、皮膚の再生を促進するサイトカインや成長因子を豊富に含んでいます。
ニキビ跡やクレーター、肌質改善などに効果が期待できます。
ニキビ跡のケア方法
ニキビ跡やクレーターは、肌へのダメージが軽度であればセルフケアで少しずつ改善が見込めると考えられます。
しかし重度になるとセルフケアで治すことは難しいため、皮膚科の施術を受けることをおすすめします。
洗顔と保湿
ニキビ跡やクレーターのセルフケアとして、毎日のスキンケアが重要です。
洗顔時は洗顔料をよく泡立て、肌をやさしく洗い、ぬるま湯でしっかりすすぎましょう。
また洗顔後はできるだけすぐに化粧水で保湿し、乳液やクリームで水分の蒸発を防ぎましょう。
クレーターのケア用品として、レチノールやビタミンC誘導体が含まれた化粧品や、ピーリング作用のあるアイテムも存在しています。
紫外線対策
外出時は日焼け止めを塗り、日傘やサングラスを活用するようにしましょう。
紫外線は季節を問わず降り注いでいるため、一年を通してこまめに塗り直すことも大切です。
ニキビ跡については「ニキビ跡をきれいに消す方法|種類別のアプローチを解説」もご覧ください。
ファラド式のポテンツァ
当院では、ポテンツァの治療に力を入れています。
ポテンツァは、針のタイプや深さ、熱出力、使用する薬剤や打ち方などさまざまな調節が必要な施術で、施術者によって効果の現れ方に差が出るといわれています。
当院では、院長がさまざまな工夫を重ねたうえ、院長自身もポテンツァの施術を受けることによって、症状や薬剤に合った治療をしています。
また患者さまの症状やご希望などに応じて、ポテンツァ以外の施術も組み合わせてお悩みの改善に努めています。
当院のポテンツァ治療については、こちらも参照ください。
副作用と注意事項
ポテンツァの施術後にみられる症状として、主に以下のようなものがあります。
赤み
高周波による熱エネルギーにより、肌の赤みが出ることがあります。
ほとんどの場合はメイクでカバーできる程度の赤みです。
個人差はありますが、肌の赤みは施術から数日ほどで落ち着きます。
腫れ
当日はむくみがみられます。
数日ほどでむくみはおさまりますので、気になる場合はマスクなどでカバーすると人目につきにくいでしょう。
熱感、ヒリヒリ感
施術時に、肌にヒリヒリしたような熱感を覚える場合があります。
肌を必要以上に触ったり、洗顔時にゴシゴシこするなどの刺激や紫外線により症状が悪化しやすいです。
外出時の紫外線対策は十分に行う、肌への刺激は最小限にすることなどを意識しましょう。
皮膚のかさぶた、ザラつき
施術後は針を刺した箇所に小さなかさぶたができることがあります。
あまり目立たない場合でも、肌を触るとザラザラすることがありますが、1週間程度で自然に剥がれ落ちます。
内出血
施術部位に内出血がみられることがあります。
個人差はありますが、濃紫色から淡黄色に2週間ほどかけて変化し、自然に消えてなくなります。
炎症後色素沈着
まれに色素沈着を起こすことがありますが、半年ほどで少しずつ目立たなくなります。
色素沈着が生じている間は、無理にかさぶたを剥がすなど肌への刺激を避けるようにしましょう。
禁忌
- 妊娠中、授乳中の方
- 金の糸が入っている方
- ケロイド体質の方
- 自己免疫疾患がある方
- 極端に日焼けをしている方
- 金属アレルギーがある方
- 抗凝固剤を使用中の方
- ペースメーカーを使用中の方
- 光線過敏症の方
- 皮膚に炎症、疾患がある部位
料金
ポテンツァの施術は、公的医療保険が適用されない自由診療です。
ポテンツァ(マイクロニードル高周波治療)
ニキビ跡治療・スキンリジュビネーション治療 ドラッグデリバリーシステムによる薬液導入
マックーム(MaCoom) PLLA製剤
全顔 | 初回のみ 88,000円 1回 110,000円 |
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両頬+鼻or両頬+こめかみ | 初回のみ 77,000円 1回 88,000円 |
ジュベルック(JuveLook) PDLLA製剤
全顔 | 初回のみ 88,000円 1回 110,000円 |
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両頬+鼻or両頬+こめかみ | 1回 88,000円 |
サイトプロMD
全顔 | 初回のみ 88,000円 1回 110,000円 |
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両頬+鼻or両頬+こめかみ | 初回のみ 77,000円 1回 88,000円 |
ニキビ跡・クレーターでお悩みの方は、上野御徒町ファラド皮膚科へ
ニキビ跡やクレーターは、肌の奥深くまでダメージが及んでいる状態です。
軽度であればセルフケアで改善が見込めますが、重度の場合には皮膚科で施術を受けることで改善できると考えられます。
気になる症状がある方は、当院へお気軽にご相談ください。
<ポテンツァについて>
- 医薬品医療機器等法上の承認:未承認
- 入手経路:当院では医師の判断の下、輸入代行業者から入手
- 国内の承認医薬品の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
- 諸外国における安全性などに係る情報:MFDSより承認を受けています。諸外国において、治療に伴う重大な副作用の報告はありません。
<マックーム(MaCoom) >
- 医薬品医療機器等法上の承認:未承認
- 入手経路等:Jeisys Medical Japan株式会社から入手
- 国内の承認機器の有無:同一の成分・性能を有する、他の国内承認医薬品等はありません。
- 諸外国における安全性等に係る情報:米国のFDA(食品医薬品局)で承認されています。
<ジュベルックについて>
- 医薬品医療機器等法上の承認:未承認
- 入手経路:国内販売代理店経由で入手
- 国内の承認医薬品の有無:同程度の成分または性能を有する国内承認医療機器等はありません。
- 諸外国における安全性等に関する情報:米国FDAと韓国KFDAの承認を受けており、皮内注射における安全性が認められています。
<サイトプロMD>
- 医薬品医療機器等法上の承認:未承認
- 入手経路等:カキヌマメディカルより入手
- 国内の承認機器の有無:同一の成分・性能を有する、他の国内承認医薬品等はありません。
- 諸外国における安全性等に係る情報:商品の特性により、副作用は特筆されません。