ニキビ跡

2024.10.25 ニキビ跡

ニキビ跡の赤みを消したい!美容皮膚科がおすすめする最新治療法とは?

ニキビ跡の赤みが消えない理由とは?

ニキビ跡の赤みは、炎症後の皮膚に残った血管拡張が原因です。

そのため、赤みは自然には消えにくい場合が多く、セルフケアでも対処できないことも多いため、治療が必要になります。

ニキビが治った後に赤みが残る場合は、パルス色素レーザーであるVビームが効果的です。

赤みの原因となっている皮膚の血管を破壊し、赤みを消していく効果があります。

また後述のポテンツァもニキビ跡の赤みを改善し、またニキビもできにくい肌質に変える効果があります。

ニキビ跡の赤みを消すための最新治療法

Vビーム(パルス色素レーザー)

Vビームとは

Vビームはパルス色素レーザーといわれるレーザーで、皮膚の赤みに反応し改善させることのできるレーザーです。

皮膚の赤みは、過剰に増えてしまった血管が原因です。Vビームは、血液中を流れている赤血球の酸化ヘモグロビンという物質に反応し、過剰に増えてしまった血管を破壊し赤みを改善することができます。


当院は保険承認機器のVビームIIという器械を使用していて、健康保険適応の病気であれば健康保険を使って治療することができます。

Vビームは、595nmという波長を使っており、血管への反応性もよく皮膚の深くまで到達する特徴をもっています。

また、血管そのものに対してだけではなく、血管の周りにも熱が加わることでコラーゲンの産生が促されるため、お肌の若返り(肌のハリ、小じわ、毛穴の引き締め)にも効果があります。

ファラド式Vビームの特徴

Vビームとは

Vビームは照射設定をかなり細かく調節できるために扱いの難しいレーザーになります。

当院では、東大病院皮膚科レーザー専門外来で多数の患者を治療し、レーザー医学会専門医である院長がレーザー治療を行っております。

また、当院では積極的に国内外の最新の知見を取り入れ治療しており、特にVビームは狙う血管の太さによって細かく出力を調節することが必要です。

当院では、ダーモスコピーという特殊な拡大鏡にて血管の深さ、太さ、炎症の有無を確認し、それをもとにVビーム治療を行っております。

またダーモスコピーはレーザーの反応がうまく起こっているかも確認することができるためとても有用な評価方法にもなります。


他院でVビームレーザー治療したが良くならないと来院される方も多くいらっしゃいます。

肌の炎症が強い時はVビームが向かないこともあり、炎症を塗り薬で抑えてからVビームを行うことで効果を実感できる方もいらっしゃいます。

例えば酒さ・赤ら顔では、イベルメクチンクリームを使用しながらVビームを行うと効果が高いことが論文で報告されています。


またVビームの特徴として、Vビームで血管を破壊すると皮膚の反応として血管新生といって血管が新しく作られてしまうことがあります。

血管を壊したのにまた少し血管が戻ってしまうのです。この現象を念頭にいれてVビームレーザー治療は行う必要があります。

当院の保険適用のVビーム症例

症例 【30歳代女性】左頬のニキビ跡の赤み(4回実施)

Vビーム症例01

長年消えなかったニキビ跡の赤みに対して4回Vビーム照射を行いました。赤みがかなり目立たなくなっています。

施術 Vビームレーザー治療4回
費用 ニキビ跡に対するVビームレーザー狭い範囲 10,780円(税込)
(本施術では総額43,120円(税込))
副作用・リスク 腫れ・内出血など

Vビームについて更に詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

ポテンツァ

ポテンツァ画像01

ポテンツァは、肝斑や毛穴の開き、小じわ、ニキビ跡、たるみなど幅広いお肌の悩みに対応できる美肌治療法です。

マイクロニードルを肌に刺し、皮膚に極小の穴を開けて、針先から高周波(ラジオ波、RF)を照射します。


皮膚が本来持つ傷を治す力(創傷治癒機能)が、ダメージを修復しようとすることで、美肌に必要なコラーゲンやエラスチンの増産を促し、美肌へ導きます。

またドラッグデリバリーシステムで、薬剤を効率的に真皮に届けることができます。

マイクロニードルを使った治療はダーマペンも同じですが、ポテンツァはダーマペンの進化版というイメージです。


肌のたるみにはダイヤモンドチップという針を使わないチップがあり、痛みの心配なく頬や首、アゴ下のタイトニング治療が行えます。

ファラド式ポテンツァの特徴

当院ではポテンツァ治療に力を入れており、カスタマイズを行い独自の治療を行っています。

ポテンツァは、熱出力、針の深さ、針のタイプ、重ね打ちの具合、使用する薬剤など多くの調節が必要で、調節次第でかなり効果が異なります。

当院では、院長自身が様々な工夫を行い、また自身でもポテンツァを調節しながら受けており、薬剤や症状に合った設定で治療を行っています。

またポテンツァだけでなく他の治療を組み合わせることで最大限にポテンツァの魅力を引き出せるようにしています。

ポテンツァの症例

症例 【30歳代男性】頬のニキビ跡の赤み改善(3回実施)

ポテンツァの症例1

頬のニキビとニキビ跡がお悩みで受診されました。ニキビ跡の赤みも3回のポテンツァで薄くなってきています。

費用 ポテンツァ赤み・赤ら顔モード 頬・鼻 1回 44,000円(税込)
本施術では、総額132,000円(税込)
副作用・リスク 痛み・腫れなど

ポテンツァについて更に詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

まとめ:ニキビ跡の赤みは解決できます!まずはご相談を

ニキビ跡の赤みは、多くの方が悩まされる問題です。

これは、ニキビによる炎症が治まった後に、血管の拡張や色素沈着が原因で残るものです。この赤みは、自然にはなかなか消えにくい場合が多く、しっかりとした治療が必要になります。


現在、私たちファラド皮膚科では、Vビームやポテンツァといった最新の治療法を取り入れています。

Vビームは、赤みの原因である血管をターゲットにして、血管の過剰な拡張を抑え、赤みを減らします。また、肌のコラーゲン生成を促す効果もあり、ハリのある肌に導きます。


ポテンツァは、微細な針と高周波を組み合わせることで、肌の再生を促し、赤みだけでなく、他の肌トラブルにも対応できる画期的な治療です。

患者様の肌状態に応じて、治療方法をカスタマイズし、最も効果的なアプローチを提供いたします。


どちらの治療法も、赤みだけでなく、肌全体の質を改善することが可能ですので、セルフケアでは難しいニキビ跡の改善に効果が期待できます。

もし、ニキビ跡の赤みにお悩みであれば、ぜひ専門医に相談してみてください。最適な治療法をご提案いたします。

 

【上野御徒町ファラド皮膚科院長|上條 広章 監修】

この記事を書いた人

上條 広章

上野御徒町ファラド皮膚科 院長

上條 広章(かみじょう ひろあき)

  • 資格
    • 医学博士(東京大学大学院医学系研究科)
    • 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
    • 日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医
    • 日本レーザー医学会専門医
  • 所属学会
    • 日本皮膚科学会
    • 日本美容外科学会(JSAS)
    • 日本美容皮膚科学会
    • 日本レーザー医学会
  • 受賞歴
    • 第7回日本皮膚悪性腫瘍学会賞(石原・池田賞)
    • 第20回マルホ研究賞
    • Poster Prize, 47th Annual Meeting of European Society for Dermatological Research

略歴

2012年 東京大学医学部医学科 卒業
2014年 藤枝市立総合病院 初期研修 修了
2014年 東京警察病院 皮膚科
2016年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
2019年 東京大学医学部附属病院 皮膚科 助教
アトピー性皮膚炎専門外来、皮膚悪性腫瘍専門外来、レーザー専門外来担当
2021年 都内大手美容外科 入職
2022年 都内大手美容外科 本院 部長
美容皮膚科治療監修を担当
2022年 上野御徒町ファラド皮膚科 開院

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