2023.09.13 ニキビ
【ニキビ跡の赤みでお悩みの方必見】治療方法・消す方法とは
「ニキビは治ったけど、肌の赤みが消えない」「頬全体に広がっているニキビ跡を目立たなくしたい」というお悩みはありませんか。
ニキビ跡には種類があり、原因も異なります。
今回は、ニキビ跡の原因やセルフケア、当院の治療法などをご説明します。
ニキビ跡の赤みの原因
ニキビ跡とは、ニキビが治った後も肌に跡が残っている状態のことを指します。
肌に跡が残ってしまっても時間をかけて少しずつ消えていくこともありますが、中には消えずに残る場合があります。
ニキビの炎症が重度であればあるほど、跡が消えにくいといわれています。
ニキビ跡が残りやすい人の特徴として、以下の点があげられます。
- 敏感肌である
- 肌の炎症が長引きやすい肌質である
- 日常的に紫外線を浴びている
- 誤ったニキビケアをしている
- ストレス過多な状態である
ニキビ跡には、主に以下の4種類があります。
炎症後色素沈着
炎症後色素沈着は、日焼け後のように茶色くなった状態です。
ニキビの炎症により、メラノサイトの活性化され、メラニンが大量に作られることが原因とされています。
通常は半年~数年ほどで薄くなりますが、炎症がひどい場合には消えずに残ってしまうことがあります。
クレーター(萎縮性瘢痕)
炎症後色素沈着よりも重度のニキビ跡です。
クレーターはニキビの炎症が真皮層まで達し、皮膚組織を破壊して元に戻らなくなることが原因とされています。
セルフケアで治すことは難しく、クリニックでの治療が推奨されています。
ケロイド
ケロイドはクレーターよりもさらに進行したニキビ跡です。
ダメージを受けた皮膚が過剰にコラーゲンを生成することが原因とされています。
首やあごのまわり、フェイスラインなどに生じやすいです。
クレーターと同様に、セルフケアで治すことは難しく、クリニックでの治療が推奨されています。
赤み(炎症後紅斑)
ニキビによる炎症が続くと真皮層に血管が増えます。
ニキビの炎症が収まった後にも、血管が残ってしまい肌の赤みが続いてしまいます。
基本的には半年ほどで薄くなっていきますが、かなり時間がかかることもあります。
ニキビ跡の赤みの対策や治療について、次項からご紹介します。
ニキビ跡の赤みのセルフケア
洗顔や保湿
洗顔やクレンジングの際は、やさしく肌に触れ、できるだけ摩擦を避けるようにしましょう。
また肌の乾燥はターンオーバーの乱れや肌トラブルを招きやすいため、洗顔後は化粧水で十分に保湿し、乳液やクリームでしっかり蓋をして水分を逃さないようにしましょう。
アゼライン酸やトラネキサム酸を含む化粧品の使用
アゼライン酸は、炎症を抑え肌の赤みを減らす効果やニキビをできにくくする効果があります。
またトラネキサム酸は抗炎症効果や色素沈着を抑える効果がありニキビ跡のケアに向いています。
紫外線対策
ニキビ跡の赤みは、皮膚が薄くなり、外部の刺激にさらされやすい状態です。ターンオーバーも乱れているため、紫外線の影響により色素沈着が起きやすくなっています。
日常的に紫外線対策を心がけ、室内外問わず日焼け止めを塗るようにしましょう。
また外出時は帽子やサングラス、日傘などを活用して、できるだけ紫外線を避けるようにしましょう。
生活習慣の改善
健やかな肌は、食事や睡眠と深く関わっています。
眠っている間に肌が再生されるため、特に22~2時の間はしっかり眠るようにして、規則正しい睡眠習慣を身につけましょう。
また栄養バランスのよい食事を心がけ、特にビタミンCやビタミンEを積極的に摂るとよいでしょう。
ビタミンCはシミ予防や抗酸化作用、ビタミンEはターンオーバーを整え、肌トラブルを改善する効果が期待でき、主に以下の食品に多く含まれます。
ビタミンC…パプリカ、キウイフルーツ、ブロッコリー など
ビタミンE…モロヘイヤ、ドライトマト、アーモンド など
ニキビ跡の治療方法
当院では、以下のような治療をご提供しています。
アゼライン酸
アゼライン酸は抗炎症作用、殺菌効果、抗酸化作用があります。
ターンオーバーを整え、肌のバリア機能をサポートします。
天然成分で作られているため、副作用が少ないことが特徴で妊娠中や授乳中も使用可能です。
光治療
光治療は、幅広い波長を照射し、シミやそばかす、ニキビ跡、肌のハリや小じわ、肌のくすみなどを改善します。
当院では、フォトシルクプラスの最新機種となるLUXEA(ルクセア)を採用しています。
UPL(U-Shape Pulse Light)と呼ばれる特殊な波長の光を照射することにより、従来は難しかった薄いシミの治療も可能となっています。
4週間に1回の施術を5~6回ほど受けていただくことをおすすめしています。
Vビーム
Vビームは色素レーザーの一種で、皮膚の赤みに反応します。
Vビームは595nmの波長をもち、血液中のヘモグロビンに反応して過剰に増えた血管を破壊して赤みを改善します。
またコラーゲンの生成により、肌のハリや小じわなどにも効果が期待できます。
照射直前に、冷却システムによって冷却材を噴射することにより、周囲の組織へのダメージを抑え、皮膚を保護します。3~4週間に1回の施術を3~4回程度受けることをおすすめしています。
ポテンツァ
ポテンツァは肌に目には見えないほどの小さな穴をあけ、針先から高周波を照射することによって線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促す治療です。
ポテンツァは自然治癒力を利用して肌を再構築するため、ダーマペンの進化版といわれています。
ニキビの赤みに対して、血管を減らしたり血管を増やすタンパク質(サイトカイン)を抑える効果がありニキビ跡の赤みに有効です。
同時にニキビ跡のクレーターも改善することができます。
3~4週間に1回の間隔で4~5回受けることをおすすめしています。
治療の副作用とリスク
ニキビ跡の赤みの治療の効果や経過には個人差があります。
気になる症状がみられた場合には、医師へ相談しましょう。
アゼライン酸
- 使い始めの頃は肌がピリピリすることがあります。
- 肌の赤み、熱感、かゆみ、乾燥などを生じることがあります。
光治療
- ルクセアは薄いシミにも反応するため、シミの部分が濃くなることがあります。
- 肌の赤み、熱感、ヒリヒリ感などを生じることがありますが、通常1~2日程度で落ち着きます。
- シャワーや洗顔は当日から、メイクは翌日から可能です。
Vビーム
- 施術中は、輪ゴムでパチンと弾かれるような痛みがあります。
- ニキビ跡など肌の赤みに照射する場合は、当日に肌の赤みがみられることがあります。
- 当日のメイク、入浴、洗顔はお控えください。
ポテンツァ
- 赤み、腫れ、熱感、ヒリヒリ感、内出血などを生じることがあります。
- ターンオーバーによって肌が乾燥することがあります。
- シャワーや洗顔は当日から、メイクは翌日から可能です。
各種施術について、以下に該当する方は施術を受けられない可能性があります。必ず事前にご相談ください。
- 妊娠中、授乳中の方
- 金の糸が入っている方
- ケロイド体質の方
- 自己免疫疾患がある方
- 極端に日焼けをしている方
- 金属アレルギーがある方
- 抗凝固剤を使用中の方
- ペースメーカーを使用中の方
- 光線過敏症の方
- 皮膚に炎症、疾患がある部位
料金
AZAクリア(アゼライン酸)
全顔1ヵ月分 | 1,980円(税込) |
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光治療
全顔 1回 | 27,280円 |
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Vビーム(赤ら顔・血管腫・ニキビ赤み)
※自費診療の場合
全顔 | 32,780円 |
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両頬 | 21,780円 |
鼻 | 10,780円 |
鼻と顎 | 16,280円 |
ポテンツァ
赤ら顔・毛穴の開き・肌質改善治療
全顔 | 1回 55,000円 |
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両頬+鼻or両頬+こめかみ | 1回 44,000円 |
首 | 1回 55,000円 |
全顔+首 | 1回 88,000円 |
マックーム(MaCoom) PLLA製剤
全顔 | 初回のみ 88,000円 |
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1回 110,000円 | |
両頬+鼻or両頬+こめかみ | 初回のみ 77,000円 |
1回 88,000円 |
ジュベルック(Juvelook) PDLLA製剤
全顔 | 初回のみ 88,000円 |
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1回 110,000円 | |
両頬+鼻or両頬+こめかみ | 1回 88,000円 |
ニキビ跡の赤みでお悩みの方は、上野御徒町ファラド皮膚科へ
ニキビ跡はニキビが治った後も肌に跡が残っている状態のことです。
ニキビ跡にはさまざまな種類がありますが、ニキビ跡の赤みは、皮膚が薄くなっていることや、ニキビの炎症により増えてしまった血管が原因です。
気になる症状がある方は、当院へお気軽にご相談ください。
<ルクセアについて>
医薬品医療機器等法上の承認:未承認
入手経路:当院医師の判断の元、イタリアのDEKA社より個人輸入しています。
国内の承認機器の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認機器等はありません。
諸外国における安全性などに係る情報:諸外国において、治療に伴う重大な副作用の報告はありません。
<ポテンツァについて>
医薬品医療機器等法上の承認:未承認
入手経路:当院では医師の判断の下、輸入代行業者から入手
国内の承認医薬品等の有無:同じ性能をもつ承認医療機器は存在していません。
諸外国における安全性などに係る情報:諸外国において、治療に伴う重大な副作用の報告はありません。
<ジュベルックについて>
医薬品医療機器等法上の承認:未承認
入手経路:国内販売代理店経由で入手
諸外国における安全性等に関する情報:米国FDAと韓国KFDAの承認を受けており、皮内注射における安全性が認められています。
個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報はこちらをご覧ください。