2024.02.29 Vビーム
Vビームはニキビ跡の赤みに効果ない?ニキビ跡を消す方法
ニキビがようやく治ったと思っても、肌に赤みが残るなどのニキビ跡に悩んだ経験はありませんか。
当院ではニキビ跡の赤みにVビームという医療機器を使って治療をしています。
ここでは「ニキビ跡の原因や種類」、「ニキビ跡の赤みを消す方法」、「ニキビ跡の赤みをきれいに消すための当院の治療方法」についてそれぞれ紹介します。
とくにニキビ跡の赤みにVビームを試しても効果がないと感じている方は、ぜひ今回の内容を参考にしてください。
ニキビ跡の原因と種類
ニキビが治った後にできるニキビ跡の種類には「赤み」、「色素沈着」、「クレーター跡や凹み」、「ケロイド、しこり、傷跡(瘢痕)」などの症状があります。
ここではそれぞれのニキビ跡が作られる原因について詳しく紹介します。
赤み
ニキビが作られたときに起こった炎症反応の影響で、肌の組織にダメージが与えられると血管が増え、ニキビのポツが治った後でも残った炎症と血管で肌に赤みが残ってしまいます。
色素沈着
ニキビがあった部分にシミのような色素が残ってしまうこともあります。
ニキビができたときには炎症反応が起こってシミの原因である黒色メラニン色素が過剰に作られてしまいます。
とくにニキビの症状が長引いたときには、黒色メラニン色素が肌に残りやすくなり、色素沈着が起こってしまうのです。
クレーター跡、凹み
ニキビの症状が悪化したときには、肌の内側にある真皮層にまでダメージが加わってしまうこともあります。
そうなると月の表面のような見た目をしたクレーター跡や、肌の凹みといった症状が出ることがあります。
しこり、ケロイド、傷跡(瘢痕)
ニキビが治った後にも炎症反応によるダメージが肌細胞に残ってしまうこともあります。
そのようなダメージが肌の内側にある真皮層にまで及んでしまったときには、真皮層を修復させるために線維芽細胞が活性化されます。
このときに、肌にとって大切な成分であるコラーゲンが過剰に作られてしまい、新しい皮膚がうまく作られないこともあります。
肌を再生させる反応がうまく起こらなかったときには、皮膚が硬くなってしこりのような状態になってしまうかもしれません。
また切り傷が治ったときのような傷跡(瘢痕)や、ヤケドをしたときのようなケロイドといった症状が出てしまうこともあります。
ニキビ跡の赤みを消す方法
当院ではニキビ跡のさまざまな症状に対応しています。
ここからはとくにニキビ跡の赤みを消すための代表的な治療方法であるVビームを紹介します。
Vビームとは
波長595nmのレーザーを照射して、赤みの原因である過剰に作られた血管を破壊する医療機器です。
主なターゲットである血管以外にも血管周囲の組織にも熱を与えるため、線維芽細胞が刺激されてコラーゲンが作られやすくなります。
そのため肌のハリ、小ジワ、毛穴の開きなどの肌悩みが気になる方にも向いた施術です。
<Vビームが向いている方>
- ニキビ跡の赤みが気になる方
- 頬や小鼻の赤みが気になっている方
- 肌のハリが気になっている方
- 目尻や口元などの小ジワが気になる方
- 毛穴の開きにアプローチしたい方
ニキビ跡の赤みをきれいに消すためには
ニキビ跡の赤みをなるべくきれいに消したいときには、当院で受けられるVビームを使った専門的な施術が向いています。
ここでは当院で受けられるVビーム施術の特徴を紹介します。
施術前後に医療器具で症状を確認
Vビームはターゲットである血管の状態にあわせて細かくレーザーの出力を調整できる機械です。
当院ではVビームの施術前に医療用の拡大鏡であるダーモスコピーを使用して血管の太さや深さ、炎症の有無などを確認してから施術をしています。
また施術後にレーザーの反応を確認するためにもダーモスコピーを使用して評価しています。
肌状態にあわせたVビームの施術
当院では現在の肌状態を正確に診断してから、一人ひとりにあわせた施術をしています。
たとえば肌の炎症が強すぎる方は、すぐにVビームで施術をしても期待した効果を実感できない可能性があります。
そのようなときにはすぐにVビーム施術を開始するのではなく、まずは炎症を抑えるための塗り薬を使用してからVビームを施術するようにしています。
当院ではこのような方法により肌状態にあわせたVビームの施術をしています。
もし他院でVビームの施術を受けたけれど期待した効果が実感できなかったという方は、ぜひ当院までご相談ください。
その他のニキビ跡施術について詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。
当院の症例
症例1 【30歳代女性】左こめかみのニキビ跡の赤み(3回実施)
ニキビ跡の赤みに対して3回Vビーム照射を行いました。
1回で少し赤みがとれ、3回後に赤みがかなり目立たなくなっています。
【費用】ニキビ跡に対するVビームレーザー狭い範囲 10,780円(税込)(本施術では総額32,340円(税込))
【副作用・リスク】腫れ・内出血など
症例2 【20歳代女性】額のニキビ跡の赤み(1回実施)
ニキビ跡の赤みに対して1回Vビーム照射を行いました。
1回で赤みが減っています。
【費用】ニキビ跡に対するVビームレーザー狭い範囲 10,780円(税込)(本施術では総額10,780円(税込))
【副作用・リスク】腫れ・内出血など
料金
※Vビームは「血管腫(赤あざ)」、「単純性血管腫」、「乳児血管腫(いちご状血管腫)」、「毛細血管拡張症(赤ら顔)」については保険適用です。ただしそれ以外の疾患については公的医療保険が適用されない自由診療です。
<保険診療>
以下は3割負担の場合です。
初診料 | 約900円 |
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再診料 | 約200円 |
Vビーム
・約6,500円~32,000円 (照射面積で変わります) ※保険適用内の治療をご希望の方は、時間予約をする前に医師の診察をお受けください。
<自由診療>
初診料(初診カウンセリング料) | 1,100円(税込) |
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再診料 | 330円(税込) |
全顔 | 32,780円(税込) |
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両頬 | 21,780円(税込) |
鼻 | 10,780円(税込) |
鼻と顎 | 16,280円(税込) |
胸 | 32,780円(税込) |
背中 | 32,780円(税込) |
傷跡の赤み | 1か所 10,780円(税込) |
老人性血管腫(さくらんぼ血管腫・赤いほくろ) | 1か所 4,400円(税込) |
※Vビーム治療をご希望の方は、Web受付から施術の時間予約をお取りいただけます。
ニキビ跡が気になる方は、上野御徒町ファラド皮膚科へ
ニキビ跡にはさまざまな種類があり、それぞれの原因にあわせた施術が必要です。
今回は当院で受けられるニキビ跡の赤みについて紹介しました。
当院では一人ひとりの症状にあわせた治療をしています。
他院でニキビ跡の赤みにVビームをしても効果がないと感じている方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。
副作用・注意事項等
禁忌
- 妊娠中・授乳中の方
- 日光過敏症の方
- ペースメーカーを装着している方
- てんかん発作のある方
- 強い日焼けをしている方
副作用
痛み、赤み、内出血、むくみ、水疱、炎症後色素沈着など
注意事項等
- 単純性血管腫や毛細血管拡張症では強めにレーザーを照射することがあります。そのため内出血やむくみ、腫れ、色素沈着が出るかもしれません。内出血は2週間ほど、むくみは1週間ほど続くこともあります。内出血やむくみが気になる方はお気軽にご相談ください。
- 頬の赤みや肌悩みには、内出血や腫れが少なくなるような照射方法で施術をしています。施術後のダウンタイムは、当日に赤みが出るかもしれません。
- 痛みの感じ方に個人差はありますが、目安としては輪ゴムでバチン、バチンと弾かれるような痛みです。Vビームにはレーザー照射直前に冷却剤(-26℃)を吹きつけるシステムが備わっており、冷却によって皮膚を保護して、痛みを和らげる効果が期待できます。
- 強い日焼けがある場合には、Vビームによる治療が難しいこともあります。まずは日々の日焼け対策をしてください。また、湿疹など皮膚に強い炎症が起こっている場合はレーザー治療が向かないこともあります。
<Vビームについて>
- Vビーム2は医薬品医療機器等法において、その他の目皮膚良性血管病変治療について承認されていますが、その他の目的の使用については国内で承認されていません。
- 入手経路等:国内の医薬品卸業者より国内の承認機器を仕入れています。
- 国内の承認医薬品の有無:同一の成分・性能を有する、他の国内承認医薬品等はありません。
- 諸外国における安全性などに係る情報:米国FDAにて承認されています。