ほくろ

2023.10.26 ほくろ

顔のほくろはなぜできる?ほくろの原因と除去方法を紹介

顔のほくろはなぜできる?ほくろの原因と除去方法を紹介

「顔にもともとあったほくろが増えた」、「急にできた顔の大きいほくろが気になる」というお悩みはありませんか。

ここではなぜ顔にほくろができるのかという理由や、増えたり大きくなったりしたほくろの除去方法について紹介します。

顔に気になるほくろを見つけたときには、ぜひ参考にしてください。

 

顔にほくろが増える原因とは

ほくろは全身どこにでも作られる良性のできものです。

ほくろはメラニンを作る母斑細胞という細胞から作られており、黒色や茶色、盛り上がったものや平らなものなどさまざまな色や形をしているのが特徴です。

 

ほくろの症状は、子どもからお年寄りまで幅広い年代でみられます。

とくに紫外線を浴びた肌にほくろがあらわれやすいことから、紫外線が原因でほくろが作られると考えられています。

 

顔にほくろが多い人の特徴

顔にほくろが多い人は、紫外線を浴びる機会が多い人や、遺伝(体質)が理由だと言われています。

そのため以下のような生活習慣がある人は、顔にほくろが作られやすくなります。

 

趣味でアウトドアをしている人

山などの高い場所に行くほど、強い紫外線が降り注いでいます。

また雪や砂浜は紫外線を反射しやすく、紫外線は水の中にも届きます。

 

そのためアウトドアで山や海によく行く人は、紫外線を浴びる機会が増えることになり、ほくろが多く作られるかもしれません。

 

屋外の仕事に従事している人

屋外で仕事をしている人は、それだけ紫外線を浴びる機会が多くなってしまいます。

とくに紫外線が強い時間帯は午前10時~午後2時頃です。

紫外線の影響を少なくするためには、この時間帯はいつも以上に紫外線から肌を守るための対策をするとよいでしょう。

 

紫外線対策をしていない人

紫外線対策をまったくしないでいると、それだけ紫外線の影響を受けやすくなります。

これまで紫外線対策をしてこなかったという人も、日焼け止めクリームや帽子、日傘などによる紫外線対策を心がけましょう。

 

顔のほくろを除去する方法

顔にできたほくろを除去したいときには、専門的な施術が必要です。

ここでは当院で対応しているほくろの除去方法について紹介します。

 

メスによる切除縫合

医療用のメスを使って、ほくろを切除する方法です。

患部の周囲にある皮膚を縫合して傷を塞ぎます。1週間後には抜糸のために来院が必要です。

深い部分にあるほくろの細胞も除去しやすいため、再発のリスクが少なくなります。

 

サージトロン

ラジオ波を照射する機器でほくろを除去する方法です。

当院で使用してるサージトロンは炭酸ガスレーザーに比べ、周囲の肌への熱ダメージを抑えることができます。

熱エネルギーにより止血できるため、メスを使った切除に比べると出血も少ない方法です。

施術後は患部をテープで保護します。傷口は2週間ほどでふさがります。

 

当院のほくろ除去症例 20代女性

【治療内容】
右頬のほくろをサージトロンで除去しました。除去後跡も目立ちにくくなっています。

【費用】
ほくろ除去 5mm未満:11,000円(税込)

【副作用・リスク】
赤み、色素沈着、へこみなど

 

炭酸ガスレーザー(※当院では取り扱っていません。)

炭酸ガスを照射するレーザー機器により、患部を蒸散させて除去させる方法です。

ピンポイントに患部へレーザーを照射できるため、周囲にある肌細胞に与えるダメージが少なくなります。

 

ただしメスを使った方法に比べると再発のリスクが高くなります。

当院ではほくろができた場所や患部の状態にあわせた治療方法を提案しています。

まずはお気軽にご相談ください。当院のほくろの治療についてはこちらを参照ください。

 

顔にできるほくろの予防法

ここでは自宅でできるほくろの予防方法について紹介します。

 

日焼け止めの塗りなおしや塗り忘れに注意する

紫外線から肌を守るためには、日焼け止めをこまめに塗りなおすことを心がけましょう。

目安としては2~3時間おきに塗りなおすとよいでしょう。

 

また顔の中でもフェイスラインや生え際、眉の間、耳の後ろ、襟足などは塗り忘れが起こりやすい部分です。

細かい部分まで忘れずに塗るよう心がけましょう。

 

顔を強くこすらない

毎日のスキンケアでは、肌をこすりすぎないようにしましょう。

たとえば泡立ち不足のまま洗顔をしている方や、コットンのパッティングをしている方はすぐに止めましょう。

 

顔に何度も強い刺激が加わることで、ほくろの原因であるメラニン色素が過剰に作られるかもしれません。

このような方法を試してみてもほくろが大きくなっていると感じたときには、ほくろ以外のできものができているのかもしれません。

 

当院ではほくろ以外のできものについても治療をしています。

ほくろのようなできものが気になる方は、いつでもお気軽にご相談ください。

 

副作用・注意事項等

 

禁忌

 

「メスによる切除」 「サージトロン」

・妊娠中の方

 

副作用

 

「メスによる切除」

赤み、出血、感染症、皮膚のゆがみ

 

「サージトロン」

赤み、痛み、色素沈着、カサブタ、へこみ

 

注意事項

 

「メスによる切除」

  • 施術直後の激しい運動や飲酒は避けてください。
  • 洗顔やシャワーは翌日から可能です。
  • 患部のメイクは1週間後からできます。
  • 施術直後には、患部に赤みが出るかもしれません。ほとんどの場合、6か月~12か月かけて少しずつおさまります。
  • まれに傷口の出血や感染症、縫合の影響による皮膚のゆがみが出ることもあります。

 

「サージトロン」

  • 洗顔やメイクは、患部を避ければ当日から可能です。
  • 施術後の患部は敏感になっているため、最低でも3か月は日焼け止めクリームを塗るなど十分な紫外線対策をしましょう。
  • 施術後に患部に赤みが出るかもしれません。ほとんどの場合、6か月~12か月かけて少しずつおさまります。
  • 施術の影響で痛み、色素沈着、カサブタが出るかもしれません。これらの症状は時間がすぎるにつれておさまります。
  • メスによる切除と比べると、再発のリスクが高くなります。

 

料金 

保険診療でほくろ除去が可能なこともありますのでお気軽にご相談ください。

 

<保険診療>

※都内在住で中学生以下のお子様の場合、実費は0円です。

※下記は3割負担の場合に目安となる料金です。

具体的な金額については医師にご確認ください。

初診料  約900円
再診料 約200円
処方料 約200円
ほくろの除去 約7,000円〜14,000円
拡大鏡検査  約200円

 

<自由診療>

下記の施術は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費)です。

初診料(初診カウンセリング料)  1,100円(税込)
再診料 330円(税込)

 

「ほくろの除去」

5mm未満 1個 11,000円(税込)
5mm以上 1個 17,600円(税込)

 

顔のほくろにお悩みの方は、上野御徒町ファラド皮膚科へ

ほくろが増える主な原因は紫外線です。とくに紫外線を浴びる機会が多い方は、顔にほくろができやすいと考えられています。

顔にたくさんの気になるほくろがある方や、大きいほくろがある方などほくろに関するお悩みがある方は、お気軽に当院までご相談ください。

 

【上野御徒町ファラド皮膚科院長|上條 広章 監修】

 

<サージトロンについて>

・未承認医薬品等(異なる目的での使用)  

ラジオ波メス(サージトロン)は医薬品医療機器等法上、承認された医療機器ですが、治療によっては承認内容と異なる場合があります。

・入手経路等  

株式会社ellman-Japanより国内承認機器を入手しています。

・国内の承認医薬品等の有無  

同程度の効能・効果で承認されている国内承認機器等はありません。

・諸外国における安全性等に係る情報  

諸外国において、治療に伴う重大な副作用の報告はありません。

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