顔のしわ・たるみを改善する方法とは？原因や美肌を保つ方法を解説

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2024.01.19 ポテンツァ

顔のしわ・たるみを改善する方法とは？原因や美肌を保つ方法を解説

「ほうれい線が気になる」「頬のたるみを引き締めたい」というお悩みはありませんか。

顔のしわやたるみは年齢とともに増加しやすく、実年齢よりも老けてみられやすい傾向があります。

今回は、しわやたるみの原因や改善方法、当院での治療法などをご説明します。

しわやたるみができる原因

しわやたるみの原因の一つは「乾燥」です。皮膚は、表皮・真皮・皮下組織から構成されており、肌の最外層にある角層は外部から細菌やウイルスなどの侵入を防ぎ、皮膚から水分が蒸発しないように肌を守っています。

しかし、加齢などの内的要因、気温や湿度の低下などの外的要因が複雑に絡み合うと、肌の水分量が減少して肌が乾燥してしまいます。

その結果、柔軟性が失われ、初期のしわやたるみを形成すると考えられています。

また肌の大部分を占める真皮には、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが存在してます。

加齢などの内的要因、紫外線などの外的要因も、真皮層に影響を与え、しわ、たるみの形成に関係しているといわれています。

紫外線によって起こる肌の老化を光老化といいます。

肌の弾力やハリに関与する真皮のコラーゲンやエラスチンが減少することにより、肌の弾力やハリが失われ、皮膚がゴワゴワし、直線的な深いしわが刻まれることが特徴です。

しわたるみを改善する方法４選

顔のしわやたるみを改善する方法として、以下のようなものがあります。

化粧品

肌のしわやたるみは、化粧品によって改善できる可能性があります。

乾燥などによって一時的にできるしわは、しっかり保湿をしてターンオーバーを整えることにより、しわの改善に役立ちます。

また肌の奥深くまで刻まれたしわの場合、コラーゲンやエラスチンを増やすことのできるレチノールやトレチノインでケアできます。

美顔器

美顔器はホームケア製品として、多くのメーカーから販売されています。

保湿効果や毛穴ケアなど、肌を清潔に保つ効果が宣伝され、中にはスペシャルケアとして取り入れている方もいるかもしれません。

超音波タイプやスチーマータイプなどさまざまなタイプが存在し、期待できる効果が異なります。

微弱電流によって表情筋を刺激する製品や、イオン導入によって肌の中へ化粧水や美容液などの成分を浸透させやすくする製品などがあります。

ただし、美顔器の使用方法や頻度によっては、しわやたるみの悪化を招くおそれもあります。

必ず詳しい使用方法を確認してから行いましょう。

サプリ

しわやたるみに効果が期待できるとされる成分にプラセンタエキスがあります。

プラセンタとは哺乳動物の胎盤に含まれている成分を抽出したもので、細胞を活性化させて肌を生まれ変わらせる成長因子・アミノ酸を多く含んでいることが特徴です。

医学的には、プラセンタを内服しても胃腸で消化されますので効果は少ないと考えられています。

また女性ホルモンを補うイソフラボンやサポニンのサプリメントもあります。

肌のしわやたるみが気になる頃は女性ホルモンが減少し始める時期のため、女性ホルモンを外から補うことで、更年期などからくる体の不調を整え、体調の変化をサポートします。

直接しわやたるみに作用する成分ではありませんが、体調の変化も肌に影響を与えているため、総合的に健やかな肌の土台づくりをしていきます。

ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化作用のあるサプリメントも肌に大敵な酸化ストレスを軽減し、しわやたるみ形成を抑えることができます。

表情筋のエクササイズ

しわやたるみに表情筋のエクササイズがおすすめされていることがあります。

有名な目の下のたるみのエクササイズをご紹介します。

顎を少し引いた状態で舌を出します
顎を上げないようにし、舌を出したまま上を見ます
舌を元の状態に戻して口を閉じます
下まぶただけを動かし、上まぶたの方向へ目を細めて3秒間キープします

医学的には表情筋のエクササイズは効果がなく、また筋肉を動かすことでしわが形成され、しわやたるみを悪化させることもあるためおすすめしていません。

美容皮膚科でのおすすめ施術5選

当院では、顔のしわやたるみを改善する方法として、以下の治療をご提供しています。

ジュベルック

ジュベルックは、ポリ乳酸（PDLLA）製剤です。PDLLAはジャガイモやトウモロコシ、サトウキビなどのでんぷんから抽出された成分で、コラーゲンの生成を促進し、しわやたるみ、ニキビ跡や毛穴の開き、肌のハリなどでお悩みの方に適しています。

注入後は1～2年かけて水と二酸化酸素に分解されて少しずつ体内へ吸収されるため、持続的な効果が期待できます。

ジュベルックは、4週間の間隔をあけて3回施術し、その後は1年に1回程度の定期的な施術を推奨しています。

当院におけるジュベルックの詳しい施術は、「ジュベルック」をご覧ください。

ポテンツァ

ポテンツァとは、目的に応じたチップを使いわけることにより、ニキビ跡や赤ら顔、毛穴の開きやたるみなど、幅広い肌トラブルを改善する医療機器です。

極細の針で肌に無数の穴を開け、線維芽細胞を活性化させます。

あえて肌を傷つけて修復する創傷治癒の力を利用することにより、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、美肌へ導きます。

ポテンツァはダーマペンの進化版とされ、針の先端から高周波を照射することにより、表皮を傷つけることなく真皮へ直接作用します。

そのため、チップにはドラッグデリバリーシステムの働きがあり、真皮層に無駄なく均一に薬剤を浸透させることが可能と考えられます。

3～4週間に1回の間隔で4～5回受けることをおすすめしています。

当院におけるポテンツァの詳しい施術は、「ポテンツァ」をご覧ください。

マッサージピール

ピーリングの専用薬剤を肌に塗布し、肌をやさしくマッサージしながら浸透させていきます。

真皮層の線維芽細胞にはたらきかけてコラーゲンを増生し、肌に弾力やハリを与える治療です。

使用薬剤の「トリクロロ酢酸（TCA） 33％」は肌の奥深くまで作用する一方で、強い剥離作用があり、肌への負担が大きいとされていますが、低濃度の「過酸化水素（H2O2）」と併用することにより、炎症作用や剥離作用を抑えます。

またコウジ酸のメラニン生成を抑制する作用によって、シミやくすみを改善します。

肌のたるみやキメの乱れによる毛穴のザラつきや毛穴の開きにも効果が期待できます。

マッサージピールは、治療目的では1～2週間に1回程度、その後の肌質改善では4週間に1回程度の間隔で定期的に受けることを推奨しています。

当院におけるマッサージピールの詳しい施術は、「マッサージピール」をご覧ください。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分で、皮膚では水分や柔軟性を保持する役割を担っています。

気になる部位へヒアルロン酸を注入することにより、しわやたるみの改善以外にも、鼻の高さや輪郭を整える、唇にふくらみをもたせるなどの効果が期待できます。

ヒアルロン酸注射は、半年～1年に1回程度の施術を推奨しています。

当院におけるヒアルロン酸注射の詳しい施術は、「ヒアルロン酸注射」をご覧ください。

スレッドリフト

スレッドリフトは、物理的にたるんだ皮膚を引き上げ、リフトアップを図る施術です。

溶ける糸を使用するため、体内に残る心配がありません。

施術後、1～2年ほどかけて少しずつ体内に吸収されていきます。

皮膚への刺激によってコラーゲンが生成され、肌のハリやツヤ感アップにも効果が期待できます。

一般的にスレッドリフトは4～12本程度を使用しますが、スレッドリフトは使用する本数が多いほど効果が高いとされるため、当院ではしっかりとたるみを改善したい方には6本以上をおすすめしています。

腫れや痛みなどのダウンタイムを最小限にメンテナンスとして両側で4本ずつ使用し、年１回のメンテナンスでたるみ治療をしていくのもおすすめです。

実際の施術では患者さま一人ひとりのご希望や肌の状態を確認し、本数を決定しています。

また1年に1～2回程度の施術を推奨しています。

当院におけるスレッドリフトの詳しい施術は、「スレッドリフト」をご覧ください。

施術の副作用と注意点

施術の効果や経過には個人差があります。

気になる症状がみられた場合は、必ず医師へ相談しましょう。