シミ

2023.05.16 シミ

【50代からのシミ改善】|シミの原因や改善方法を解説

【50代からのシミ改善】|シミの原因や改善方法を解説

50代になると、若い頃より大きなシミ、目立つシミができ「老けて見える」と悩んでいる方も少なくありません。

50代でできるシミの原因や特徴、改善方法などについてご紹介します。

 

シミはどうしてできるの?

シミは、肌にメラニンが過剰に蓄積することで、部分的に肌が黒っぽく見える状態です。

「シミの大敵」というイメージのあるメラニンですが、普段は肌が紫外線を浴びた際に光を吸収して日焼けから肌を守る大切な役割を果たしています。

メラニンは通常、肌の代謝サイクルである「ターンオーバー」によって役目を果たすと、古い角質とともに剥がれ落ちます。

 

日焼けした肌が元の肌の色に戻るのは、メラニンが剥がれ落ちているからです。

しかし、このターンオーバーの周期が乱れると、メラニンの生成と排出のバランスが崩れてしまいます。

メラニンが表皮に過剰に蓄積されることで、シミの原因となってしまいます。

 

50代のシミの原因や特徴は?

シミの最大の原因が紫外線です。

紫外線を浴びすぎるとメラニンが過剰に生産されるためシミとなります。

しかし、50代のシミの原因は紫外線だけでなく、さまざまな原因が重なり合っていると考えられます。

 

ターンオーバー周期の遅れ

ターンオーバーの周期の乱れはシミの原因になりますが、正常な周期は年代によっても異なります。

20代のターンオーバー周期は約28日、50代になると約55日と20代の倍以上の日数がかかると言われています。

ターンオーバーにかかる日数が長くなることで、メラニン色素が蓄積され、シミが目立ちやすくなります。

 

女性ホルモンの変化

女性ホルモンは肌のコラーゲンを増やしたり、皮脂分泌を促したり、水分を保つはたらきをしています。

50代になると女性ホルモンが徐々に減少すると言われています。

 

女性ホルモンが減少すると、コラーゲンが減って肌の弾力がなくなる、皮脂量や水分量が減って乾燥しやすくなる、紫外線のダメージを受けやすくなる、といった影響を受けます。

 

50代のシミの改善方法は?

 

紫外線対策の徹底

紫外線にあたるとシミができやすくなります。

外出する際には必ず日焼け止めを塗布し、日傘や帽子などを使って紫外線対策を徹底しましょう。

日焼け止めは汗や水で落ちるため、数時間おきに塗りなおすことも大切です。

 

夏場だけになりがちな日焼け対策ですが、紫外線は年間を通して発生しているため、年間を通して日焼け対策を意識しましょう。

 

スキンケアの見直し

肌が乾燥するとバリア機能が低下し、紫外線の影響も受けやすくなります。

乾燥を防ぐために高保湿のスキンケアを使用するなど乾燥対策を意識しましょう。

また、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸の成分が配合されたスキンケアはシミの予防や改善効果が期待できますのでおすすめです。

 

生活習慣の改善

シミの予防には、ビタミンA、C、Eを積極的に摂取するのがよいとされています。

緑黄色野菜や果物など普段の食生活で意識して取り入れてみましょう。

難しければサプリメントの活用でもよいでしょう。

規則正しい生活や、ストレスをためないようにすることも大切です。

 

気になるシミはクリニックで効果的に改善できる

セルフケアで改善が難しいときはクリニックを受診してみるのも一つの選択肢です。

シミと一言で言っても、複数のタイプの異なるシミが混在しているケースもあります。

クリニックでは医師がシミの種類を正確に見極め、現在の肌の状態に応じた治療を提案してくれます。

 

また、シミだと思っていても診察すると別の皮膚疾患であったというケースもありますので、専門の医師の診察を受けるのが安心です。

 

当院のシミ治療

シミに対する治療は、お一人お一人のシミの種類やお肌の状態によって異なります。

当院では「日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医」である医師が適切な治療を提案します。

 

光治療(フォトシルクプラス「LUXEA(ルクセア)」)

フォトシルクプラス「LUXEA(ルクセア)」は、シミの元となるメラニン粒子を分解する光治療です。

シミだけでなく、そばかすやくすみ、ニキビ跡、肌の若返りも期待できる治療です。

 

また、ダウンタイムが少ないのも特徴で、テープでの保護の必要もなく、施術後すぐに化粧ができます。

他の光治療で取り切れなかったシミがある方、たくさんのシミを広範囲で同時に治療したい方にもおすすめです。

照射後はシミに反応した箇所が黒いカサブタのようになり、 自然と剥がれ落ちます。

 

副作用・リスク

照射の反応により、シミの部分が濃く浮き出るところがあります。

また、赤み、ひりつき、ほてり感などが出る場合がありますが、 通常は1日〜2日で消失します。

 

レーザー治療(Qスイッチルビーレーザー)

気になるシミだけをピンポイントで治療したい方におすすめなのがQスイッチルビーレーザーです。

1回の治療で効果を出しやすいのがメリットですが、レーザー照射からかさぶたが取れるまでの1週間~10日間はテープでの保護が必要となります。

 

副作用・リスク

強い日焼けをすると、レーザーによるやけどや水ぶくれ、 赤みなどの副作用が出やすくなります。

治療前後は日焼けに注意してください。

 

美白外用薬 肌再生プログラム(ナノハイドロキノン・ナノトレチノイン)

「肌再生プログラム」は、ご自宅で毎晩塗ることで肌を生まれ変わらせる治療です。

「ハイドロキノン」は、シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑える働きがあります。

 

また、「トレチノイン」は肌のターンオーバーを促進し正常化することで、肌の生まれ変わりを早めます。

当院では、この「トレチノイン」と「ハイドロキノン」を同時に使うことによってメラニンを効率的に減らすことができ、シミを改善に導く治療をおこなっています。

 

副作用・リスク

皮むけや赤み、乾燥、ヒリヒリとした痛みを感じることがあります。

 

料金表

フォトシルクプラス 顔全体 27,280円
Qスイッチルビーレーザー シミの直径が5mmまで 5,500円
5mm以上 5mmごとに5,500円追加
肌再生プログラム ナノトレチノイン(荒れにくいナノ粒子、15g 顔に使用し約3ヶ月分) 14,300円
ナノハイドロキノン(15g 顔に使用し約3ヶ月分) 5,280円

※料金は税込みです

 

シミの相談は上野御徒町ファラド皮膚科へ

当院ではシミの種類やタイプを正確に見極めた上でお一人おひとりに合った治療法を提案します。

シミでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

当院のシミの診断や治療についてはこちらを御覧ください。

この記事を書いた人

上條 広章

上野御徒町ファラド皮膚科 院長

上條 広章(かみじょう ひろあき)

  • 資格
    • 医学博士(東京大学大学院医学系研究科)
    • 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
    • 日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医
    • 日本レーザー医学会専門医
  • 所属学会
    • 日本皮膚科学会
    • 日本美容外科学会(JSAS)
    • 日本美容皮膚科学会
    • 日本レーザー医学会
  • 受賞歴
    • 第7回日本皮膚悪性腫瘍学会賞(石原・池田賞)
    • 第20回マルホ研究賞
    • Poster Prize, 47th Annual Meeting of European Society for Dermatological Research

略歴

2012年 東京大学医学部医学科 卒業
2014年 藤枝市立総合病院 初期研修 修了
2014年 東京警察病院 皮膚科
2016年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
2019年 東京大学医学部附属病院 皮膚科 助教
アトピー性皮膚炎専門外来、皮膚悪性腫瘍専門外来、レーザー専門外来担当
2021年 都内大手美容外科 入職
2022年 都内大手美容外科 本院 部長
美容皮膚科治療監修を担当
2022年 上野御徒町ファラド皮膚科 開院

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