2023.05.26 ハイフ
医療ハイフにデメリットはない?|将来も考えた上で施術するべきか悩む方に向けて詳しく解説
「医療ハイフをすると将来たるむ?」「医療ハイフで注意することは?」
医療ハイフに興味があっても、医療ハイフのデメリットや将来に及ぶ影響などを考えると施術を迷ってしまう方もいるかもしれません。
今回は、医療ハイフの効果や注意点、デメリットなどをご説明します。
医療ハイフとは
医療ハイフは超音波を一点に集めて照射し、肌を引き締めるための治療です。
ハイフ(HIFU)は「High lntensity Focused Ultrasound」(高密度焦点式超音波)の略称で太陽の光を虫眼鏡で集めて高温にする原理に例えられ、肌の奥深くにあるSMAS筋膜まで熱エネルギーを届けます。
SMAS筋膜は皮下組織と表情筋の間に位置し、肌の土台といわれています。
肌は加齢や紫外線、ストレスや乾燥などでダメージを受け、コラーゲンやエラスチンが減少し、肌のたるみやしわを引き起こすとされています。
医療ハイフは真皮上層~SMAS筋膜まで熱エネルギーを照射できるため、肌のたるみや小じわを根本から改善するための治療です。
医療ハイフをすることにより将来のたるみを予防し、たるみが悪化することはないと考えられています。
医療ハイフは痛みが少なく、局所麻酔が不要です。
また熱エネルギーの到達深度を設定でき、ピンポイントで狙った場所に照射できることから表皮へのダメージが抑えられ、ダウンタイムも少ないことが特徴です。
医療ハイフは、3ヶ月から6ヵ月に1回のペースで受けていただくことをおすすめします。
医療ハイフのメリット・デメリット
医療ハイフのメリットとして、主に以下の点があげられます。
フェイスラインなどの引き締め効果
医療ハイフは皮膚の奥深くまで熱エネルギーを届けることで、ほうれい線やフェイスラインの小じわ改善、フェイスラインや二重あごの引き締めなどに効果が期待できます。
またカートリッジの変更ができるため、患者さまの要望に応じてより細かい部分にまでケアが可能です。
施術後2ヶ月程が最も効果を実感できます。
また個人差はありますが、施術直後から効果を感じていただける方もいます。
施術は短時間で、ダウンタイムが短い
顔全体への照射の場合、30〜40分程度と短いです。
また基本的に腫れやむくみなどの副作用は少なく、切開しないため、皮膚表面の変化がほとんどありません。
すぐに日常生活へ戻れることから、周囲にも知られにくいと考えられます。
医師による施術
ハイフには医療ハイフのほかにエステハイフと呼ばれる施術もありますが、医療ハイフは出力がより高く、効果が得られやすいといわれています。
また医師や看護師など、専門知識や技術をもった人が施術にあたるため、施術への安心感も高いでしょう。
医療ハイフのデメリットとして、主に以下の点があげられます。
照射時の痛み
医療ハイフは肌の奥深くに熱エネルギーを照射するため、施術中に痛みを感じることがあります。
「肌がチクチク刺されるような痛み」「骨に響くような痛み」など、感じ方はさまざまです。
特に骨に近い部分への照射は痛みを感じやすいため、痛みに不安を覚える方は出力の調節や麻酔の追加ができるかどうかなどを事前に相談しましょう。
当院ではきめ細やかな対応が可能です。
効果を実感しにくい部位がある
医療ハイフは首や額などの深いしわに対しての効果は低く、期待した効果が得られないことがあります。
一方で、フェイスラインや二重あごなどに対しては効果を感じやすくなります。
医師と相談のうえ、施術部位を決めるようにしましょう。
紫外線の影響を受けやすく、肌の乾燥を伴う
医療ハイフの施術後は、肌が日焼けした後と同じような状態となり、乾燥しやすくなっています。
また肌の乾燥はバリア機能の低下を招き、紫外線の影響を受けやすくなっています。
洗顔やクレンジングは優しく洗う、室内外問わず日焼け止めを塗る、日傘などを活用するなど、肌へのダメージを避けるようにしましょう。
当院のウルトラセルQ+について
従来の製品と比較して、治療のスピードが速くなっています。
ドット状(点状)とリニア状(線状)に照射でき、リニアは4分ほどで300ショット打つことが可能となっています。
ドットとリニアには4種類ずつカートリッジが用意され、カートリッジごとに照射する深さを変更できるため、真皮上層からSMAS筋膜まで患者さまのご希望に応じて照射可能です。
医療ハイフに向いている人
医療ハイフは、主に以下のようなことでお悩みの方に適しています。
- フェイスラインを引き締めて小顔になりたい
- 二重あごを改善したい
- 切らないたるみ取りをしたい
- ダウンタイムの少ない治療をしたい
- 目元や目尻の小じわやたるみが気になる
- ほうれい線が目立たなくしたい
- 脂肪吸引せずにたるみを取りたい
医療ハイフは20代の若年層や脂肪が非常に少ない人には向いていません。
20代は肌のたるみが少なく、効果を実感できない場合が多いためです。
また脂肪が少ない方、特にこめかみから頬にかけて脂肪が少ない方が医療ハイフを何度も続けた場合、頬がこけてしまう可能性があります。
ご心配の方は、当院では頬がこけないように場所や強さを調節し施術を行っています。
カウンセリングで医師と相談しながら、施術の可否や頻度などを決めましょう。
医療ハイフで治療する時の注意ポイント
医療ハイフを受ける際は、主に以下の点に注意しましょう。
医療機関で施術を受ける
医療ハイフは医療行為であり、クリニックで施術を受けられます。
医療ハイフと類似したものでエステハイフもありますが、医療ハイフよりも照射エネルギーが弱く、医療ハイフと比較して効果が低いことが知られています。
また施術者は専門知識のないエステティシャンのことが多いです。
まずは大前提としてたるみ改善など、しっかりと効果を得たい方は医療ハイフを受けましょう。
血行がよくなる行動は控える
飲酒や激しい運動、長時間の入浴やサウナなど、血行がよくなる行動は施術後に腫れやむくみ、内出血、赤みなどを引き起こしやすいといわれています。
医療ハイフは施術当日からメイクや洗顔、シャワーは可能です。
施術後は前述のような血行がよくなる行動は控えるようにしましょう。
大事なイベント前は施術を避ける
医療ハイフは個人差はありますが、施術直後から効果を実感していただける方もいます。
しかし施術後は肌の赤みや腫れなどが生じる可能性があります。
結婚式など一大イベントの直前に施術を受けることは控え、1ヵ月ほど前に受けることが望ましいです。
他の施術を受ける場合は相談する
医療ハイフはヒアルロン酸注入やボトックス注射など、他の施術と併用して受けることが可能です。
ただし、施術後は肌が敏感になり、紫外線の影響も受けやすい状態のため、本来は数週間の間隔を空けてから他の施術を受けた方がよいとされています。
医療ハイフの施術前後で希望している施術がある場合には、必ず事前に医師と相談しましょう。
医療ハイフの副作用
医療ハイフの効果や経過には個人差があります。
洗顔やメイク、シャワーは当日から可能ですが、長時間の運動や入浴は控えてください。
医療ハイフは主に以下のような症状が現れる場合があります。
気になる症状が続く方は医師へ相談しましょう。
赤みや腫れ
医療ハイフの施術後に、肌に赤みや腫れが出ることがあります。
脂肪が多い部位には腫れが出やすいですが、1週間程度で落ち着きます。
火傷、水ぶくれ
医療ハイフの照射エネルギーが強すぎた場合に、火傷や水ぶくれなどが起きることがあります。
火傷や水ぶくれは色素沈着につながる恐れがあります。
神経損傷、しびれ
SMAS筋膜など、肌の奥深くには神経や血管が存在しています。
施術者の技術や知識不足によって、まれに医療ハイフの照射位置やエネルギーなどの設定を誤り、神経にダメージを与えてしまうことがあります。
当院では顔の神経や血管の構造を熟知したスタッフが肌を確認したうえ、出力を微調整しながら施術を進めています。
また、以下に該当する方は施術を受けられない可能性があります。
必ず事前にご相談ください。
- 妊娠中、授乳中の方
- ケロイド体質の方
- 極度の日焼けをしている方
- ペースメーカーをつけている方
- 治療部位に皮膚疾患がある方
- 抗凝固剤を服用している方
※医療ハイフについて
- 当院で採用しているウルトラセルQ+は、医薬品医療機器等法上、国内の承認を得ていません。
- 国内の承認医薬品等の有無について、他に同程度の性能を有する国内承認医療機器はありません。
- 当院では医師の判断の下、個人輸入しています。
- 詳細は、以下の厚生労働省のサイトをご参照ください。
リスクが潜む個人輸入
施術料金
当院で治療する料金は、以下の通りです。
HIFU ウルトラセルQ+
ウルトラセルQ+ リニア | 33,000円 |
---|---|
ウルトラセルQ+ ハイフ | 院長施術 143,000円 |
ナース施術 77,000円 |
肌のたるみを予防・改善したい方は上野御徒町ファラド皮膚科へ
医療ハイフは肌にメスを入れずにたるみや小じわなどを改善に導く治療です。
類似した治療にエステハイフがありますが、主にエステティシャンが施術を担当し、医療ハイフの方がより効果が期待できるといわれています。
フェイスラインや二重あご、ほうれい線の小じわなどが気になる方は、当院へお気軽にご相談ください。