2023.04.14 ほくろ
ほくろ除去は保険適用できる?|自由診療との違いや治療のポイントも解説
ほくろは皮膚の表面にできる良性のできものです。
ほくろ除去治療は、自由診療だけではなく保険適用できる場合もあります。
ここでは当院で受けられるほくろ除去治療について紹介します。
ほくろ除去治療とは
ほくろ除去治療では、主に「メスを使った切除縫合」、「くり抜き法」、「ラジオ波メス」、「炭酸ガスレーザー」があります。
ここではそれぞれの特徴やメリットとデメリット、注意事項について紹介します。
メスを使った切除縫合
ほくろをメスで切除してから、周囲の皮膚を糸で縫い合わせる方法です。
メリット
皮膚の深い部分にあるほくろの細胞も除去できるため、再発のリスクが少なくなります。
切除後のほくろは病理検査に使えるため、良性のほくろと悪性のほくろを診断できます。
デメリット
施術してから1週間後には、抜糸のために通院が必要です。
注意事項
- 患部に赤みや腫れといった症状があらわれるかもしれません。これらの症状は時間が経過するにつれておちつきます。
- 洗顔、シャワーは翌日から可能です。
- 施術直後の飲酒や激しい運動は控えてください。
- 施術部分のメイクは1週間後から可能です。
くり抜き法
ほくろをデルマパンチという型やメスで丸くくり抜き、皮膚を縫合する方法です。
オープントリートメントといい、皮膚を縫合せずに自然に皮膚が再生し傷がふさがるのを待つ場合もあります。
メリット
傷を最小限にすることができます。特に鼻周りのほくろに向いています。
皮膚の深い部分にあるほくろの細胞も除去できるため、再発のリスクが少なくなります。
切除後のほくろは病理検査に使えるため、良性のほくろと悪性のほくろを診断できます。
デメリット
大きいほくろや場所によっては他の方法が適していることがあります。
縫合した場合、施術してから1週間後には、抜糸のために通院が必要です。
注意事項
- 患部に赤みや腫れといった症状があらわれるかもしれません。これらの症状は時間が経過するにつれておちつきます。
- 洗顔、シャワーは翌日から可能です。
- 施術直後の飲酒や激しい運動は控えてください。
- 施術部分のメイクは1週間後から可能です。
ラジオ波メス(サージトロン)
「サージトロン」という医療機器を使った治療方法です。
メスから高周波であるラジオ波を照射しながらほくろを除去します。
最新の機種を使うことで炭酸ガスレーザーよりも、周囲の細胞に対する熱ダメージを少なくできます。
3~4mmのほくろに向いた治療法です。
メリット
皮膚の表面を浅く削れるため、傷口が小さくなります。
また止血しながら切除できるため、治りが早い治療方法です。
切除した場合に比べて傷口が小さいため抜糸は不要ですが、施術後は軟膏やテープで患部を保護します。
切除後のほくろは病理検査に使えるため、良性のほくろと悪性のほくろを診断できます。
デメリット
大きめのほくろなど、ほくろのサイズによっては対応できないこともあります。
注意事項
- 妊娠中の方、光過敏症の方などは施術できない可能性があります。
- 施術後3か月は、日焼け止めを利用するなど紫外線対策をしましょう。
- 赤み、痛み、カサブタ、色素沈着が起こるかもしれません。時間がすぎるにつれて
これらの症状は落ち着きます。
炭酸ガスレーザー
患部にレーザーを照射することで、ほくろの細胞を蒸発させて除去します。
メリット
ピンポイントで患部を施術できるため、皮膚に対するダメージが少なくなります。
切除した場合に比べて傷口が小さく、治りやすくなります。
傷口が小さいため抜糸は不要ですが、施術後は軟膏やテープで患部を保護します。
デメリット
ほくろの細胞が皮膚の深くにまで達していた場合は、ほくろが再発する可能性もあります。
注意事項
- 赤み、内出血などが起こるかもしれません。数日ほどで症状は落ち着きます。
- 洗顔、シャワーについては、患部を保護した状態であれば当日から可能です。
- 施術後3か月は、日焼け止めを使用するなど紫外線対策をしましょう。
保険診療のメリット、デメリット
保険診療とは、各種健康保険に加入している方が医療機関を受診したときに対象となる診療のことです。
メリット
保険診療では、国民健康保険法などの法律によって病気に対する治療内容があらかじめ定められています。
そのため保険診療で治療を受けると、全国どこの病院を受診しても一定の治療が受けられるのです。
保険証を提示することで、実際に必要な費用の一部だけを支払います。
デメリット
一定の治療内容が定められているため、個人に合わせた内容で自由に治療を受けることはできません。
当院の健康保険を適用した場合の料金(3割負担)
ほくろ除去 約7,000円〜14,000円(税込)
自由診療のメリット、デメリット
自由診療は、公的医療保険の対象とならない診療のことをいいます。
メリット
自由診療では、海外では承認されていても日本ではまだ承認されていないような治療方法や各種薬剤についても使用できます。
保険診療のような一律の治療ではないため、一人ひとりに合わせたきめ細かい対応が可能です。
デメリット
自由診療による料金は、各医療機関が独自に設定できます。
保険が使えないため全額自費となり治療が高額になることがあります。
当院の自由診療によるほくろ除去(自費)
5mm未満 11,000円(税込)
5mm以上 17,600円(税込)
ほくろ除去で保険適用できるケースと治療法
当院では医師が一人ひとりの症状を確認してから、保険適用内でほくろを除去できるかどうかを判断しています。
たとえば日常生活に支障があるほくろや、著しく見た目に影響しているほくろの場合、保険適用で治療が受けられるかもしれません。
ただし自分ではほくろだと思っていても、医師の診察を受けて別のできものだと判明する場合もあります。
当院ではほくろの形状や症状などに合わせて医師がオススメの治療方法を提案しています。
ご自身のほくろが保険適用内で治療できるのか気になる方は、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
ほくろ除去治療には、さまざまな方法があります。
当院ではできるだけ綺麗に除去できるように「メスを使った切除縫合」、「くり抜き法」、「ラジオ波メス」を使ってほくろ除去治療をしています。
ほくろの状態や大きさなどによっては、公的医療保険内で治療することも可能です。
ほくろに関するお悩みのある方は、お気軽に当院までご連絡ください。
当院のほくろの診断や治療についてはこちらを御覧ください。