マッサージピール

2023.01.25 マッサージピール

マッサージピールとは|施術の頻度や効果、ダウンタイムも含めて詳しく解説

マッサージピールは、肌にハリと弾力がほしい、透明感のある肌になりたい、というお悩みの方におすすめの治療です。

今回は、マッサージピールの効果や施術の頻度、施術前後の注意点などをご説明します。

 

マッサージピールとは

マッサージピールは、イタリア製のPRX-T33という薬剤を使用したケミカルピーリングの一種です。

肌をマッサージしながら専用の薬剤をなじませ、肌にハリや弾力を与えます。

線維芽細胞を活性化させることにより、コラーゲンの生成を促します。

 

コラーゲンの生成を促進するということから、コラーゲンピールとも呼ばれています。

配合されているコウジ酸の作用で、シミやそばかすにも効果が期待できます。

従来のケミカルピーリングは皮膚剥離が起きていましたが、マッサージピールは皮膚を剥離させず、肌へのダメージが少ないことが特徴です。

 

マッサージピールはこんな方におすすめ

  • 肌にハリや弾力がほしい
  • ダウンタイムの少ない治療をしたい
  • 短時間でお手入れしたい
  • 透明感のある肌になりたい
  • 肌の小じわやたるみを改善したい
  • 肝斑が気になる
  • 肌の乾燥やくすみが気になる
  • 毛穴が気になる

 

マッサージピールで使用する薬剤

 

トリクロロ酢酸(TCA)33%

皮膚の深いところ(真皮層)まで浸透し線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンの生成を促進します。

 

過酸化水素(H₂O₂)

トリクロロ酢酸の皮膚剥離作用を抑制し、肌の赤みや皮むけを予防します。

また過酸化水素自体もコラーゲンを増やす効果があります。

 

コウジ酸 5%

コウジ酸は、酒造りを行う杜氏(とうじ)の手が美しく白いことから発見されました。

シミの原因となるメラニンをつくる酵素の働きを抑制する効果があり、美白効果が期待できます。

 

マッサージピールとケミカルピーリングの違い

一般的なケミカルピーリングは皮膚の浅いところである表皮に作用し、マッサージピールは皮膚の深いところである真皮にまで作用します。

ケミカルピーリングは表皮にある古い角質を剥離させることでターンオーバーを正常に近づけるため、肌への刺激が強いことがデメリットです。

マッサージピールは過酸化水素を配合することにより、皮膚剥離を起こさず、線維芽細胞を活性化させてコラーゲンの生成を促します。

 

マッサージピールの施術の頻度と効果

マッサージピールは、2〜3週間おきに5回の施術をおすすめしています。

その後は肌の状態に応じて、1~2ヵ月に1度の施術を受けるとよいでしょう。

マッサージピールに期待できる効果として、主に以下のようなことが考えられます。

 

毛穴の開き、小じわやたるみの改善

コラーゲンの減少は肌のハリや弾力の低下につながり、皮膚が下へ引っ張られることで毛穴が広がる原因になるとされています。

マッサージピールでコラーゲンの生成を促進することにより、肌にハリや弾力を与え、小じわやたるみを改善に導きます。

また、肌のたるみの軽減により、毛穴の引き締めに効果が期待できます。

 

ニキビ跡の改善

クレーター状のニキビ跡は、真皮層にダメージが及んでいます。

真皮層にまでダメージが広がっていると回復に時間がかかり、治すことが難しいとされています。

マッサージピールは真皮にはたらきかけてコラーゲンの生成を促進することにより、ニキビ跡の改善が見込めます。

 

シミやくすみ、肝斑の改善

シミやそばかすなどの原因は、過剰に作られたメラニンと考えられています。

マッサージピールに含まれているコウジ酸には、メラニンの生成を抑えるはたらきがあり、美白効果が期待できます。

 

マッサージピールの施術の流れ

 

1.診察・カウンセリング

医師によるカウンセリングを行います。
気になる症状や不安な点など、お気軽にご相談ください。

 

2.洗顔・クレンジング

施術前にメイクをしっかり落としていただきます。

 

3.施術

専用の薬剤を肌に塗布し、マッサージしながら肌に浸透させていきます。

20~30分程度で施術が完了します。

 

4.アフターケア

薬剤をふき取り、保湿して肌にうるおいを与えます。

 

マッサージピールによる治療の注意点

以下に該当する方は、施術をお控えいただくことがあります。

必ず事前にご相談ください。

  • 妊娠中、授乳中の方
  • 日光過敏症の方
  • 重度の敏感肌の方
  • アルコール過敏症の方
  • ヘルペスを治療中の方
  • 薬剤の配合成分にアレルギーがある方
  • 脂漏性皮膚炎、皮膚の炎症がある部位

 

施術にあたり、主に以下のような注意点があります。

治療の効果や経過には個人差があります。

気になる症状がある場合には、医師へ相談してください。

  • トレチノインやレチノール、ハイドロキノンを使用している方は、施術前後2週間は使用をお控えください。
  • 目のまわりは刺激に弱いため、施術できません。
  • 肌の状態により、小鼻や口まわり、ほうれい線は治療をお控えいただくことがあります。
  • まれに色素沈着や軽度の腫れを生じることがあります。
  • 施術中に肌のヒリヒリ感が生じることがあります。
  • 施術後に肌の赤みやかさぶた、皮むけが生じる場合がありますが、通常は数日~1週間程度で治まります。
  • 古い角質が剥がれ落ちることがありますが、無理に剥がさないでください。
  • 施術直後から洗顔、メイク、入浴が可能です。
  • 紫外線対策と保湿は十分に行ってください。

 

施術料金

 

マッサージピール(コラーゲンピール)

全顔(1回) 16.500円

 

ヴェルベットスキン (ダーマペン4 マッサージピール)

顔全体 麻酔代、顔全体成長因子入りマスクパック付き 32,780円

 

マッサージピールに興味がある方はファラド皮膚科へ

マッサージピールは、肌にハリや弾力がほしい、透明感のある肌になりたいという方に適している治療です。

興味のある方は、上野御徒町ファラド皮膚科へお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

上條 広章

上野御徒町ファラド皮膚科 院長

上條 広章(かみじょう ひろあき)

  • 資格
    • 医学博士(東京大学大学院医学系研究科)
    • 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
    • 日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医
    • 日本レーザー医学会専門医
  • 所属学会
    • 日本皮膚科学会
    • 日本美容外科学会(JSAS)
    • 日本美容皮膚科学会
    • 日本レーザー医学会
  • 受賞歴
    • 第7回日本皮膚悪性腫瘍学会賞(石原・池田賞)
    • 第20回マルホ研究賞
    • Poster Prize, 47th Annual Meeting of European Society for Dermatological Research

略歴

2012年 東京大学医学部医学科 卒業
2014年 藤枝市立総合病院 初期研修 修了
2014年 東京警察病院 皮膚科
2016年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
2019年 東京大学医学部附属病院 皮膚科 助教
アトピー性皮膚炎専門外来、皮膚悪性腫瘍専門外来、レーザー専門外来担当
2021年 都内大手美容外科 入職
2022年 都内大手美容外科 本院 部長
美容皮膚科治療監修を担当
2022年 上野御徒町ファラド皮膚科 開院

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