2023.06.19 たるみ取り
目の下のたるみ取りで後悔しないために|失敗が気になる方が注意すべきことを解説
目の下のたるみは目立ちやすく、実年齢よりも老けて見られがちです。
今回は、目の下のたるみの原因や失敗例、後悔しないためのポイントなどをご紹介します。
気になる目の下のたるみを取る方法とは
目の下のたるみを取る方法は、主に2つあります。1つはまぶたの裏側を切開して眼窩脂肪を取る方法、もう1つは目の下の皮膚表面を切開して眼窩脂肪を取る方法です。
下まぶたには、中央・内側・外側の3つの眼窩脂肪があり、特にふくらみが目立ちやすい部位は中央と内側とされています。
当院では、3つの部分からバランスよく適量の眼窩脂肪を取り除き、理想のデザインに仕上げます。
経結膜下眼瞼脱脂法(けいけつまくかがんけんだっし)
まぶたの裏側を切開して眼窩脂肪を取る方法です。
まぶたの裏側に5mmほどの穴を開けて眼窩脂肪を除去します。
まぶたの裏側から取り除くため、皮膚表面に傷跡は残りせん。
経皮的下眼瞼除皺術(けいひてきかがんけんじょすうじゅつ)
目の下の皮膚を切開して眼窩脂肪を取り除く方法では、眼窩脂肪を取った後の余った皮膚も同時に切り取ることが可能です。
約1週間後に抜糸が必要です。
傷跡はまつげの真下に来るように縫いますので傷跡もそれほど目立ちません。
目の下のたるみができる原因
目の下にたるみができる原因として、主に以下のようなことが考えられます。
眼窩脂肪の突出
目のまわりの組織として、眼球を動かす眼筋、まぶたを開くサポートをする前頭筋、まぶたを閉じる眼輪筋などが存在しています。
また眼球と眼筋を包んでクッションの役割を果たし、眼球を保護しているのが眼窩脂肪です。
加齢により、目のまわりにある骨の萎縮、筋肉の萎縮や機能低下などが生じます。
下まぶたの皮膚のハリ低下や眼輪筋の萎縮などにより、眼窩脂肪が突出してたるみが生じると考えられています。
皮膚の弾力・ハリの低下
皮膚は表皮・真皮・皮下組織から構成されています。
真皮層にあるコラーゲンやエラスチンは肌のハリや弾力を保っています。
加齢や紫外線などによって、コラーゲンやエラスチンなどがダメージを受け、肌の弾力低下が起き、肌のハリが失われると考えられています。
また年齢とともに水分保持の役割をもつヒアルロン酸も失われ、皮膚のたるみが生じるといわれています。
目の使い過ぎや刺激
表皮は平均0.06mm~0.2mmと非常に薄く、顔面の中でもまぶたの皮膚はもっとも薄い部分です。
そのため、外部からの刺激に弱く、乾燥しやすいことが知られています。
スマートフォンやパソコンで長時間目を酷使していると、まばたきの回数が減少し、眼輪筋の筋力の衰えにつながると考えられています。
また洗顔やクレンジングなどで目元を強く擦りすぎるなどの刺激によって、目の下のたるみを悪化させるといわれています。
目の下のたるみ取りの失敗例
腫れや内出血
目の下のたるみ取りの主なリスクとして、腫れや内出血があげられます。
腫れや内出血が治まった後も、色素沈着が数か月間残る場合があります。
たるみや小じわの増加
眼窩脂肪を除去することにより、眼窩脂肪が収まっていた部分の皮膚が余ることで目の下にしわやたるみが増加することがあります。
特に、目の下の皮膚のたるみが強い方や目のまわりの筋力が弱まっている方、また40歳代以降の方に多くみられます。
皮膚のハリが失われることで、小じわが目立つ場合があります。
凸凹、くぼみ
眼窩脂肪の取り方にムラがある場合、仕上がりに凸凹ができることがあります。
また眼窩脂肪の取りすぎは、目の下のくぼみにつながります。
感染症
経結膜脱脂は、まぶたの裏側にある結膜を切開するため、手術前後に不衛生な状態でいると感染症を起こす危険性があります。
左右差
もともと左右の目元に左右差がある場合、左右同じように眼窩脂肪を取れば左右差が生まれます。
施術前に左右差を考慮してデザインし、施術する必要があります。
効果が得られない
経結膜脱脂は、黒クマが原因となっているたるみ取りに効果が期待できます。
ただし、青クマや茶クマの場合には手術をした場合でも改善できません。
目の下のたるみ取りの効果・メリット
見た目が若返る
目の下のたるみは実年齢よりも老けて見られる傾向があります。
目の下のたるみ取りをすることで、目元の印象が明るくなり、5歳の若返りが実現できる可能性があります。
手術跡が目立たない
まぶたの裏から切開する経結膜脱脂の場合、皮膚表面に傷跡は残りません。
切開した部分の傷も約2日後には塞がります。
周囲に気づかれずに目の下のたるみ取りをしたい方におすすめの施術です。
ダウンタイムが短く、短時間で完了する
腫れや内出血、違和感などが続く場合がありますが、通常、1~2週間程度で治まります。
また1回の施術時間は10~20分程度です。
短時間で終えられるため、仕事などで時間が取りにくい方にも受けやすい施術です。
効果が半永久的
1回施術をすれば、個人差はありますが、効果は半永久的に続きます。
患者さまによっては、加齢などの影響によりたるみが出てくることもあります。
目の下のたるみ取りで後悔しないために
目の下のたるみ取りでは、目の下のくぼみや左右差など、施術を受けても失敗してしまう事例があります。
施術で失敗しないために、以下の点に気をつけてカウンセリングを受けましょう。
実績のある医師から治療を受ける
目の下のたるみ取りの仕上がりは、医師の技術により左右されやすい施術です。
ホームページを見て、医師の経歴や症例などを確認しておきましょう。
症例数が多く、さまざまな症例を担当している場合、患者さまの状態に合わせて適切な治療をしてくれる可能性が高いです。
カウンセリングが丁寧
カウンセリングでは患者さまのご希望を丁寧に伺ったうえで、医師と十分にコミュニケーションを取り、患者さまのご希望に合った理想のデザインに仕上げることが重要です。
当院では患者さま一人ひとりの目元の状態を確認し、眼窩脂肪の取り過ぎや取り残しのないように左右差の確認などを十分に行っています。
また眼窩脂肪を3つの袋からバランスよく取り除いています。
施術について不安なことや気になることなどありましたら、なんでもお尋ねください。
フォロー体制がよい
手術後に強い副作用が出た場合や気になることが生じた場合、すぐ相談できるクリニックが望ましいです。
基本的に手術前にリスクなどをご説明しますが、術後に気になることがある場合にはお気軽にご相談ください。
副作用やリスクも説明してくれる
すべての手術や治療において、リスクは付きものです。
手術前に腫れや内出血などの詳しい説明や注意点をしっかり説明してくれる医師は信頼できるでしょう。
術後の行動に注意する
目の下のたるみ取りでは、術後も日常生活の制限はほとんどありません。
ただし、血行をよくする激しい運動や飲酒などは一定期間控えていただく必要があります。
手術前後で医師から説明のある注意事項についてよく理解し、守って生活することが大切です。
目の下のたるみ取りのリスクと注意点
目の下のたるみ取りは、1回施術を行えば目元がすっきりし、実年齢よりも若い印象を与えることが可能です。
ただし、目の下のたるみ取りの経過や効果には個人差があります。
主に以下のようなリスクや注意点があります。
腫れ、むくみ
1~2週間ほど続くことがあります。
普段から身体にむくみが生じやすい方は腫れやすいです。
内出血
局所麻酔した際、血管に当たることで内出血を引き起こすことがあります。
余った皮膚を取り除く手術の場合も同様に引き起こす可能性があります。
いずれも2週間ほどで目立たなくなります。
出血
1週間ほど、涙に血が混じることがありますが、時間とともに少しずつ治まります。
違和感
瞬きのときの違和感や痛みは、数日続くことがあります。
ご希望に応じて痛み止めを処方します。
- 洗顔やシャワーは当日から、メイクは翌日から可能です。
- 飲酒や運動など、血行がよくなる行動は1週間ほどお控えください。
- パソコンやスマートフォンなど、目を長時間酷使することは1週間ほどお控えください。
- コンタクトレンズは1週間後からご使用ください。
施術料金
切らない目の下のたるみとり(経結膜下眼瞼脱脂法) | 両目 220,000円 |
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目の下のたるみとり(経皮的下眼瞼除皺術) | 両目 275,000円 |
当院の症例
症例1 【60歳代女性】
施術内容:切らない目の下のたるみとり(経結膜下眼瞼脱脂法)
施術回数:1回
費用:両目 220,000円
副作用・リスク:内出血、腫れ、くぼみ、左右差 など
症例2 【40歳代女性】
施術内容:切らない目の下のたるみとり(経結膜下眼瞼脱脂法)
施術回数:1回
費用:両目 220,000円
副作用・リスク:内出血、腫れ、くぼみ、左右差 など
症例3 【20歳代女性】
施術内容:切らない目の下のたるみとり(経結膜下眼瞼脱脂法)
施術回数:1回
費用:両目 220,000円
副作用・リスク:内出血、腫れ、くぼみ、左右差 など
目の下のたるみが気になる方は、上野御徒町ファラド皮膚科へ
目の下のたるみは、主に加齢によって眼窩脂肪が突出してくること、また紫外線の影響も加わりコラーゲンやエラスチンがダメージを受けて肌の弾力が低下してくることなどが原因とされています。
目元は顔の印象を左右しやすく、目の下のたるみを取ることで明るく若々しい印象を与えることができます。
目の下のたるみが気になる方は、当院へお気軽にご相談ください。