サブシジョンの値段はいくら?東京での料金相場・両頬/全顔の費用を解説

ニキビ跡のクレーター治療として行われるサブシジョンは、皮膚の下で癒着した瘢痕組織を針やカニューレで剥離し、へこんだニキビ跡の改善を目指す治療です。
- 「サブシジョンの値段はいくら?」
- 「両頬を治療すると、費用はどのくらい?」
- 「ヒアルロン酸やジュベルックボリューム(レニスナ)を追加すると高くなる?」
- 「東京で受ける場合、料金だけで選んでもよい?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
サブシジョンの費用は、治療範囲やニキビ跡の深さ、癒着の強さによって変わります。
当院では、限局したクレーターで22,000円(税込)、両頬に散在するクレーターでは88,000〜132,000円程度が一つの目安です。ニキビ跡の範囲を確認したうえで、治療面積と併用治療を含めた総額をご案内しています。
ただし、実際の費用は、サブシジョンが必要な範囲や、ヒアルロン酸・ジュベルックボリュームなどの併用によって異なります。
この記事では、サブシジョンの値段の考え方、東京での料金相場、両頬・全顔の費用の違い、追加治療にかかる費用、料金を比較する際の確認ポイントについて、皮膚科専門医・美容外科専門医が解説します。
サブシジョンの値段はいくら?
サブシジョンの料金は、治療する範囲やニキビ跡の状態によって異なります。
費用に影響する主な要素は以下です。
- ニキビ跡の範囲・数
- クレーターの深さや癒着の強さ
- 剥離する範囲
- ヒアルロン酸やジュベルックボリュームなどの併用
- サブシジョン以外の治療を組み合わせるか
サブシジョンは、単に針を刺す治療ではありません。皮膚の下でニキビ跡を下に引っ張っている硬い線維を、医師が手作業で剥離していく治療です。
そのため、同じ「両頬」でも、クレーターの数や深さ、癒着の強さによって治療内容が変わります。
料金を見るときは、単純な金額だけでなく、以下の点を確認することが大切です。
- どの範囲まで治療するのか
- 麻酔代が含まれているのか
- ヒアルロン酸やジュベルックボリュームなどの薬剤代が含まれているのか
- ニキビ跡のタイプ診断を行っているか
- サブシジョン以外の治療も提案できるか
サブシジョンは、値段だけで比較しにくい治療です。
同じ「サブシジョン」という名前でも、剥離する深さ、範囲、使用する針やカニューレ、併用する薬剤、医師の治療方針によって内容が異なります。
東京でのサブシジョンの料金相場
東京でサブシジョンを受ける場合、料金はクリニックによって幅があります。
サブシジョンは自由診療のため、保険診療のように全国一律の料金ではありません。クリニックごとに、治療範囲、併用薬剤、麻酔、診察内容などによって料金設定が異なります。
一般的には、狭い範囲のサブシジョンで数万円程度、両頬や全顔など広い範囲では数万円〜十数万円程度になることがあります。さらに、ヒアルロン酸やジュベルックボリュームなどを併用する場合には、薬剤代が追加されることがあります。
料金体系には、主に以下のような違いがあります。
- 部位ごとの定額制
- 1か所ごとの料金制
- 面積ごとの料金制
- 併用薬剤や麻酔によって追加費用がかかる方式
料金体系はクリニックごとに異なるため、両頬・全顔といった部位名だけで比較せず、実際に治療する面積、麻酔や薬剤を含めた総額を確認することが大切です。次に、当院での治療範囲ごとの費用目安をご紹介します。
両頬・全顔のサブシジョン費用の違い|治療範囲ごとの料金目安

サブシジョンの費用は、両頬・全顔といった部位名だけでは決まりません。
両頬に限局したクレーターが散在する場合と、こめかみ・フェイスラインまで含めて広範囲に治療する場合では、必要な治療面積や費用が異なります。
当院では、両頬・全顔を一律料金にはせず、実際にサブシジョンが必要な範囲を確認して費用を算定しています。
※両頬広範囲・全顔に近い範囲では、サブシジョンが必要な部位を診察で確認し、治療面積に応じて総額をご案内します。
たとえば、両頬に4区画分の治療が必要な場合は、22,000円×4区画=88,000円が目安です。6区画必要な場合は、22,000円×6区画=132,000円が目安になります。
ヒアルロン酸またはジュベルックボリュームを併用する場合は、サブシジョン単独料金に2×2cmあたり22,000円が追加されます。たとえば4区画で併用する場合は、44,000円×4区画=176,000円が目安です。
全顔にクレーターがあるように見えても、すべての部位にサブシジョンが必要とは限りません。必要な部位を見極めて治療することは、費用やダウンタイムを抑えることにもつながります。クレーターの種類に応じた治療の選び方については、ニキビ跡の治療ページもあわせてご覧ください。
当院のサブシジョン料金|2×2cmあたりで算定
当院では、両頬・全顔の一律料金ではなく、実際に治療する範囲に応じて2×2cmあたりで料金を設定しています。
ニキビ跡は、同じ「両頬」でも、サブシジョンが必要な範囲や癒着の強さが異なります。
そのため、必要な範囲を見極めたうえで、治療面積に応じて費用を算定しています。
| 治療内容 | 料金(税込) |
|---|---|
| サブシジョン 2×2cmあたり | 22,000円 |
| サブシジョン+ヒアルロン酸追加 2×2cmあたり | 22,000円 |
| サブシジョン+ジュベルックボリューム追加 2×2cmあたり | 22,000円 |
| サブシジョン 2×2cmあたり | 22,000円 |
|---|---|
| サブシジョン+ヒアルロン酸追加 2×2cmあたり | 22,000円 |
| サブシジョン+ジュベルックボリューム追加 2×2cmあたり | 22,000円 |
※実際の治療範囲や併用治療は、診察時にニキビ跡の状態を確認したうえでご案内します。
※局所麻酔代、針・カニューレ代は含まれています。
ヒアルロン酸やジュベルックボリュームを追加する場合の費用

当院では、ニキビ跡の状態に応じてヒアルロン酸またはジュベルックボリュームを併用する治療をご提案することがあります。
サブシジョンで皮膚の下の癒着を剥がすと、凹みが持ち上がります。しかし、剥離したスペースが再び癒着すると、凹みが戻ることがあります。これを再癒着と呼びます。
ヒアルロン酸やジュベルックボリュームは、剥離した部分を支え、再癒着を抑える目的で併用します。サブシジョン単独より効率よく改善を目指せる場合があります。
特に、以下のような場合には併用治療を検討することがあります。
- 凹みが深い
- 癒着が強い
- 広い範囲にローリング型瘢痕がある
当院では、少ない治療回数での改善を目指す方には、状態に応じてヒアルロン酸の併用を積極的にご提案しています。ただし、必要な回数や改善の程度には個人差があります。
ヒアルロン酸を併用する場合
ヒアルロン酸は、サブシジョン後に併用することで、剥離した部分を支え、凹みの改善を補助することができます。
ジュベルックボリュームを併用する場合
ジュベルックボリュームは、ポリ乳酸製剤の一種です。ヒアルロン酸のように直後からボリュームを出すというより、時間をかけた組織の変化を期待して併用することがあります。
使用する薬剤は、ニキビ跡の深さ、皮膚の状態、治療部位などを確認し、どちらが適しているかを判断します。
サブシジョンに必要な回数は、ニキビ跡の深さや癒着の強さ、治療範囲、併用治療の有無によって異なります。1回で変化を感じる場合もありますが、複数回の治療を検討することもあります。
そのため、サブシジョンの費用を考える際は、1回あたりの料金だけでなく、治療計画全体での総額を確認することが大切です。
回数や効果が現れる時期については、コラム「サブシジョンはいつから効果が出る?何回必要?」をご覧ください。
当院のサブシジョンの特徴

上野御徒町ファラド皮膚科では、サブシジョンを院長が担当しています。
院長施術件数は、2024年に1,315件、2025年に1,648件でした。
ニキビ跡の形、癒着の強さ、皮膚の厚み、治療部位の解剖を確認し、治療範囲・使用する器具・剥離する方向を個別に判断しています。
当院では、状態に応じて21G、23G、25Gの針やカニューレを使い分けています。
強い癒着を剥離する場合、浅い層を細かく調整する場合、内出血や腫れに配慮したい場合など、目的に応じて器具を選択します。
また、ニキビ跡の形や癒着の方向に応じて、以下のような手技を使い分けています。
リニアスレッディング(linear threading)
針やカニューレを線状に動かし、癒着を剥離する方法です。
ファンニング(fanning)
1つの刺入部から扇状に剥離範囲を広げる方法です。
クロスハッチング(cross hatching)
複数方向から格子状に剥離を行う方法です。
院長は皮膚科専門医・美容外科専門医であり、顔面解剖に基づいて、重要な神経・血管・靱帯に配慮しながら治療を行っています。
また、サブシジョンだけに限定せず、トライフィルプロ、ブレッシング、ポテンツァ、TCAクロス、ジュベルック、Vビームなどを組み合わせ、ニキビ跡のタイプに応じた治療をご提案しています。
東京でサブシジョンを受けるクリニック選びのポイント
サブシジョンは、表示価格だけでは治療内容を比較しにくい施術です。
治療範囲、麻酔や薬剤の追加費用、ニキビ跡に対する適応を確認し、必要な治療を過不足なく提案してもらえるかを確認しましょう。
- ニキビ跡のタイプ診断を行っているか
- サブシジョンの症例経験が十分にあるか
- 顔面解剖に配慮して治療しているか
- 針やカニューレを状態に応じて使い分けているか
- サブシジョン以外の治療も提案できるか
- 料金の内訳がわかりやすいか
- ダウンタイムや副作用について説明があるか
サブシジョンの副作用・リスク
サブシジョンでは、内出血、腫れ、赤み、痛み、むくみ、違和感などがみられることがあります。
まれに、しこり、感染、色素沈着、左右差、再癒着などが起こる可能性があります。また、効果には個人差があり、期待したほど改善しない場合もあります。
内出血や腫れは時間とともに改善することが多いですが、強い痛み、赤み、腫れ、熱感が続く場合は早めにご相談ください。
よくある質問
- サブシジョンは保険適用ですか?
-
サブシジョンは、ニキビ跡のクレーター改善を目的とした自由診療です。保険適用ではありません。
- サブシジョンを両頬で行う場合、費用はいくらですか?
-
当院では両頬一律ではなく、実際にサブシジョンが必要な範囲を確認し、2×2cmあたりで費用を算定しています。
頬骨周囲だけに限局している場合、頬下部まで広がっている場合、こめかみにも凹みがある場合などで、必要な治療範囲は異なります。両頬に散在するクレーターで4〜6区画程度の場合、サブシジョン単独では88,000〜132,000円が目安です。
- サブシジョンを全顔に近い範囲で行う場合、費用はいくらですか?
-
全顔にクレーターがあるように見えても、すべての部位にサブシジョンが必要とは限りません。当院では、頬・こめかみ・フェイスラインなどを含めて、実際にサブシジョンが必要な範囲を確認し、2×2cm単位で費用を算定しています。
総額は治療範囲や併用治療によって異なるため、診察時にご案内します。
- サブシジョンの料金に麻酔代や針・カニューレ代は含まれますか?
-
当院では、サブシジョンの料金に局所麻酔代、針・カニューレ代が含まれています。ヒアルロン酸またはジュベルックボリュームを併用する場合は、2×2cmあたり22,000円が追加されます。
実際の総額は、必要な治療範囲を確認したうえでご案内します。
- サブシジョンにヒアルロン酸やジュベルックボリュームは必要ですか?
-
すべての方に必要なわけではありません。凹みが深い場合、癒着が強い場合、剥離後の再癒着が心配される場合などに、ヒアルロン酸やジュベルックボリュームの併用を検討することがあります。
- サブシジョンはどのニキビ跡にも効果がありますか?
-
すべてのニキビ跡に同じように適しているわけではありません。ローリング型瘢痕や癒着のあるボックスカー型瘢痕では適応になりやすい一方、アイスピック型瘢痕ではTCA CROSSなど別の治療が向くことがあります。
- サブシジョンは1回で効果がありますか?
-
1回で変化を感じる方もいますが、深いニキビ跡や広範囲のクレーターでは複数回必要になることがあります。必要な回数は、凹みの深さ、癒着の強さ、皮膚の状態、併用治療の有無によって異なります。
まとめ:サブシジョンは料金だけでなく適応判断が重要
サブシジョンの費用は、治療範囲、ニキビ跡の深さ、癒着の強さ、薬剤併用の有無などによって変わります。
当院では、両頬や全顔の一律料金ではなく、実際にサブシジョンが必要な範囲を確認し、2×2cmあたり22,000円(税込)で費用を算定しています。
両頬に散在するクレーターでは、88,000〜132,000円程度が一つの目安になることがありますが、必要な範囲や併用治療によって費用は変わります。
サブシジョンは、ローリング型瘢痕や癒着のあるクレーターに適した治療ですが、すべてのニキビ跡に向くわけではありません。
ニキビ跡治療では、料金だけでなく、適応判断、治療範囲、併用治療、医師の経験や治療方針まで含めて確認することが大切です。
ニキビ跡のクレーターやサブシジョンの費用についてお悩みの方は、上野御徒町ファラド皮膚科へご相談ください。診察時に、サブシジョンが必要な範囲、併用治療の要否、総額の目安をご案内します。
サブシジョンの適応、治療の流れ、症例、ダウンタイムについては、サブシジョン治療の詳細をご覧ください。
参考文献
- Ahramiyanpour N, et al. Subcision in acne scarring: A review of clinical trials. J Cosmet Dermatol. 2023;22(2):411-420. PMID: 36315903.
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- Abdelwahab AA, et al. A combined subcision approach with either fractional CO2 laser or cross-linked hyaluronic acid versus subcision alone in the treatment of atrophic post-acne scars. Lasers Med Sci. 2023;38:15. PMID: 36564573.
- Wollina U, Goldman A. Fillers for the improvement in acne scars. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2015;8:493-499. PMID: 26491364.
この記事を書いた人
上野御徒町ファラド皮膚科 院長
上條 広章(かみじょう ひろあき)
- 資格
- 医学博士(東京大学大学院医学系研究科)
- 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
- 日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医
- 日本レーザー医学会専門医
- 所属学会
- 日本皮膚科学会
- 日本美容外科学会(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会
- 日本レーザー医学会
- 受賞歴
- 第7回日本皮膚悪性腫瘍学会賞(石原・池田賞)
- 第20回マルホ研究賞
- Poster Prize, 47th Annual Meeting of European Society for Dermatological Research
略歴
| 2012年 | 東京大学医学部医学科 卒業 |
|---|---|
| 2014年 | 藤枝市立総合病院 初期研修 修了 |
| 2014年 | 東京警察病院 皮膚科 |
| 2016年 | 東京大学医学部附属病院 皮膚科 |
| 2019年 | 東京大学医学部附属病院 皮膚科 助教 アトピー性皮膚炎専門外来、皮膚悪性腫瘍専門外来、レーザー専門外来担当 |
| 2021年 | 都内大手美容外科 入職 |
| 2022年 | 都内大手美容外科 本院 部長 美容皮膚科治療監修を担当 |
| 2022年 | 上野御徒町ファラド皮膚科 開院 |



